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バンコク出張記2005 その2
バンコク出張記2005 その2_b0045944_0305141.jpg
キモノを着たタイのオネエチャンが「ネスヴィタ」を飲んでいる、なんともフュージョンな広告。
ちなみに「ネスヴィタ」とはネッスル版「ミロ」みたいなもの。 あ、いま「ネスレ」だっけ。


 今日は取引先のオフィスに出向いた。 つい最近までシーロム通り沿いにオフィスを構えていたのだが、このたびチャオプラヤ川の西側のエリアに引っ越したのだった。 新しいオフィスでの打ち合わせを終えてリヴァー・シティに行く。 リヴァー・シティはアンティーク、そしてアンティークもどきの宝庫だ。 しかし価格は高い。 大幅に値引きはできるが高いのでここでは買わない。 どんなアンティークが流行っているのかひたすら最新のトレンドをチェックするのみで、実際に買うのは他の場所だったりする。
 続いてサイアムに行く。 サイアム・ディスカバリー・センターにはアジアで唯一のhabitat(ハビタ)をはじめ、いくつかのインテリアショップがあるのでチェックする。 なかでも僕が好きなのはGilles Caffier(ジル・カフィアー)。 このサイアム・ディスカバリー・センターの他にゲイソーン・プラザにもショップがあるが、彼のデザインするアイテムはどれも男っぽくて共感できるものばかり。 日本に負けず劣らず、ティーンエイジャーの女の子の嗜好に迎合した雑貨ばかりが幅を効かすここタイにおいては異色の存在である。 店はいつ行ってもガラガラで、決して商売的には上手くいってそうな感じはしないのだが、こうして店が存続していることから考えると、なにげにちゃんと支持層を獲得しているのだろう。 
 取引先の社長夫妻に夕食に招待されたので、一旦ホテルに戻って身なりを整えたのち、久しぶりのオリエンタルに行く。 チャオプラヤ川を臨むテラスのビュッフェ・レストランである。 オリエンタルで食事をするならここである。 最もオリエンタルらしさが満喫できるからだ。 僕らもここで食事をするのはこれで3回目だが、最近の出張ではオリエンタルと縁遠かったので嬉しいお招きだった。

バンコク出張記2005 その2_b0045944_0394271.jpgThe Riverside Terraceにて
別に顔を隠すつもりはないのだが、この時の自分の顔は果てしなく気に入らなかったので、同席した皆さんにもお付き合いでモナーになっていただいた
川に一番近い特等席も社長のVIPカードのおかげ
 社長はオリエンタルのVIPカードを持っており、会計の際もそのカードを渡すだけで、サインすらしなかった。 聞けば月極で使った分だけ会社に請求書が送られてくるお得意様カードだという。 もちろん食事のみならず、買い物やその洗練されたインテリアで名高いオリエンタル・スパなども利用できるという。 なじみの店でツケをするような感覚でオリエンタルを利用するとはなんともうらやましい。 
 時刻が10時になろうかという頃、オリエンタルのロビーで社長夫妻と別れ、すぐそばのステイト・タワー(68階建て)のルーフトップ・バー「Sirocco」に行った。 昨年二人でバンコクに来た時には、同様にバニヤンツリーのルーフトップ・バー「Vertigo(めまい)」に行き、今年の正月は上海のグランド・ハイアットの「Cloud 9」に行った。 どうも最近の妻は隙あらば高い所に登りたがる。 高所恐怖症の僕にしてみれば決して気分のいいものではない。
バンコク出張記2005 その2_b0045944_0402584.jpg 果たしてシロッコは高かった。 というよりむしろ高すぎた。 バーと下界を隔てるのは透明ガラスのフェンスのみ。 ガラスの外には転落防止用のネットがあるのみ。 こんな場所に立って、しかもグラスなんか手に持ってていいわけがない。 危険すぎる。 僕はかつてバイトで組立工をやっていた頃に、高所に突き出したプラットホーム上で、クレーンによって運ばれてくる荷を受けたことがあるが、その時は自分の体を手摺に安全帯で固定して作業した。 このバーの一番突端には円形のバーカウンターがあり、その周囲には幅1メーターほどの通路がある。(⇒画像はコチラ) この夜この通路では40人ぐらいが「立ち飲み」していて立錐の余地もなかったのである。 この通路で飲んでいる時、本能的に「安全帯が要るな」と思った。 そうでなけりゃあ万が一の時の為にパラシュートを装着してから飲みたい。 本気でそう思った。 ほぼ無風だったこの夜でさえ、ちょっとした突風でテーブルクロスが吹き飛んでしまうくらいなのである。 体重の軽い人が飛ばされないとも限らない。

バンコク出張記2005 その2_b0045944_053929.jpgSiroccoにて
矢印の先で両手を広げているシルエットが僕 この左側、階段の手摺の向こうはあの世です
左下のあたりにかすかに見えるのが道路の灯り ここは68階建てビルの屋上

 ここでは週に6日ジャズの生バンドが粋な演奏を聴かせてくれる。 聴いてる方はもちろん、歌っているヴォーカルの女性もホントに気持ち良さそうだった。 誰だってこんな絶景を前にして歌えば気持ちのいいものだ。 自分が世界の王様になったような気分だろう。
 さて、気づいてみれば水木金と3日間、何も買い付けることなく過ぎてしまった。 明日からはホントに買いモードに入らないとヤバい。
by theshophouse | 2005-11-01 01:30 | Odyssey
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