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海辺の扉
b0045944_3372919.jpg 宮本輝について何かを書くのは難しい。
 僕はこれまで彼の本を金を出して買ったことはなかった。 宮本輝の作品との最初の出会いは、以前住んでいた街の駅前の焼肉店の前で並んでいる時、カバーのない文庫本が道端に落ちていたのをたまたま見つけた。 それが「愉楽の園」で、内容はタイのバンコクを舞台にしたサスペンス色の強い恋愛小説だった。
 うろ覚えだが、その文庫本の巻末の解説に浅井慎平だったか、「宮本輝という作家は心の中に無限の回廊を持っている」というようなことを書いていた記憶がある。 当時僕もその解説に共感を覚えた。
 だが、不思議とその後僕が宮本作品を手にする機会はなかった。
 一時期連れ合いが宮本作品にハマり、友達間で互いが所有していた宮本作品を回し読みしていた。
 僕には奇妙な癖があって、人から「この作家は面白いよ」などと教えられてもなかなか素直に読んでみることができない。 僕と宮本輝の作品の距離は広がる一方だった。
 そんな或る日、本棚を整理していて書店のカバーがかけられた「海辺の扉(上)」を見つけた。 その時たまたま手元にあったすべての本を読み終えていたので、観念して10年ぶりに宮本輝を読んでみた。
 今度はギリシャが舞台だ。 自らの不注意で自分の息子を殺した男が妻と別れてギリシャにやって来て、ギリシャ人の妻をもらい、妻を連れて日本に帰るために危ない仕事に手を出して金を稼ごうとする。 これまた異国が舞台のサスペンスじみた展開だが、不思議と緊迫感はない。 結局すったもんだの末、予想外の大金が手元に残るが、別れた妻からの手紙がきっかけで一人日本に帰る破目になる。 日本では別れた妻との関係を清算し、母親を連れてギリシャに妻を迎えに行く。 妻は男との子供を産んでいた。 男は金を組織に返し、すべてを精算する。
 上巻はなかなか面白かった。 傷心男のギリシャへの逃避行&サスペンス。 暇潰しに読むにはちょうどいい。 僕は近所の古本屋で105円で売られていた下巻を買い求めた。 つまり僕は宮本輝の作品を初めて自分で金を出して買ったのだった。
 ふたたび読み進めると物語の風向きが変わった。 ストーリーに組み込まれた安物のサスペンスがその構成上さほどの必要性もないということが下巻を読み進むうちに明白となり、そこに突然「過去世」とか「転生」とか「釈迦と堤婆達多の因縁」とか仏教用語が散見し始めるのである。 そしてこの物語はそのテーマである「再会」へと帰着する。
 それはやはり彼の個人的な死生観や宗教観によるものだろう。 最初読み始めた時は一風変わった恋愛小説だったものが、最後にはいつのまにか「何か有難い教えへのお導きの書」といった趣きになってしまった。 つまり本書は一種の詐欺的構造をもっており、巧妙にカモフラージュされてはいるものの、或る特定の教えを説く為に書かれたものである。
 作家が自らの信ずる教義を小説というオブラートに包んで世間に流布していくという手法。 一般論として、作家など何かの表現者の熱狂的なファンのことをしばしば「信者」と言うが、この場合まさしくこの例えが相応しい。
 今になって思えば、図らずも僕が長年彼の作品と距離を置いてきたのはこういうスタイルが許容できなかったからなのかも知れないが、むしろ研究対象としての興味は増した。
 宮本輝。 またそんな「不純な動機」から読んでみることがあるかも知れない。
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by theshophouse | 2008-02-27 01:30 | Books | Comments(2)
さらば特定亜細亜蹴球選手権
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 第3回特定アジアサッカー選手権最終戦、対韓国戦。 日本は1対1のドローに終わり、またしても優勝を逃した。
 この試合の主審と線審の一人は中国人。 やはり公平にはほど遠いジャッジだった。 驚いたのは前の試合であれほど異常な笛を吹いた北朝鮮の審判がこの試合でも第4審判として名を連ねていたこと。 この大会が審判の面でもいかに脆弱な運営だったかがよくわかる。
 ただ、それを差し引いても今日の日本は褒められた内容ではなかった。
 終始前からプレッシャーをかけてきた韓国に対し日本は後手に回った。 ボールの出所を押さえられ、苦し紛れに出したパスは中盤で易々とカットされ、思うようなパス回しがなかなかできない。 ワントップの田代は孤立し、意図していたはずの2列目の飛び出しもない。 いつも精神力だけが武器の韓国が今夜はいつになく組織的だった(笑)。
 今野のお粗末な対応で相手に先取点を献上した後、ようやく日本も反撃に転じたが、最終ラインに人数をかけてきた韓国を崩すところまでは至らず。 中村憲剛の2本の決定的なシュートはそれぞれポストと相手GKの好セーブに阻まれる。
 前半43分、右サイドを上がった内田が山瀬とのワンツーでエリア内に侵入するが、シュートは相手DFにブロックされる。 内田にとっては前半唯一の見せ場だったが、スリータッチ目でようやくシュートしているようではシュートコースなどあるわけがない。 どうもこの内田君、ダイレクトで入れて欲しいタイミングではこねくり回してバックパスかボール取られるかだし、一回キープして抜いてから入れろよという時にはダイレクトでポーンと入れて相手にボールをプレゼントしてしまう。 繋ぎのパスミスも多いし、ディフェンスは下手くそだし・・・。 期待はしてるけど、モノになるのはどうみても2014年かなという気がする。
 後半。 僕はアタマから田代と矢野のツートップ(橋本OUT)を予想していたが岡ちゃんは動かず。 試合の流れも変わらない。 この試合展開に必要なのは前でターゲットとなり、ボールをキープして、味方の攻め上がりを待ってサイドに展開できる選手であることは明らかだった。 ただ、後半も15分過ぎぐらいから、飛ばしてきた韓国の選手のガソリンが切れたのか、少しづつ中盤にスペースが生まれてきたところに岡ちゃんは安田を投入。 安田は右に左にスペースを見つけて動き回って前線をかき回し、日本にいい流れを呼び込んだ。 そして得たコーナーキックから遠藤→内田→山瀬と繋いで山瀬が見事なミドルシュートを決める。
 流れは一気に日本に来たが、日本にも韓国にトドメを刺せるだけの質が残っていなかった。 後半33分に矢野、41分に播戸を投入していたずらに前の枚数を増やしたが、彼らを生かすような戦術が実行に移されないうちに終了の笛。 日本は勝ち切れなかった。 結果から見れば、前の試合の田代の幻のゴールの判定が優勝を逃す一因となってしまった。

 サブ組のテストをしながら結果も求めた今大会の岡ちゃんだったが、想定外の病人や相手のラフプレー絡みのケガ人続出でその目的がどの程度クリアできたかは不明だ。 僕が見た限りサブ組の選手に何ひとつ驚きはなく、前田や楢崎が貴重なバックアッパーであることが改めて実証された一方、山岸、羽生、橋本、水本といった選手には多くを期待できないことが再認識された。
 ほとんど何らの意義も見い出すことができなかった今大会における最大の収穫は、山瀬がレギュラー陣の一角を担う実力を十分に備えた選手であるということと、本職の左MFはおろかFW的な動きもできる安田が貴重なオプション或いはジョーカーに成り得るということがわかった点である。
 最後にこの特定アジア蹴球選手権。 次回以降まさか日本の参加はないと思うが、万が一参加するのなら川淵会長以下当時の「往年の日本代表」で出場してもらいたい。 まさに盗人に追い銭状態の日本のスポンサー企業は一社残らずこの糞大会から撤退すべし。
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 話は変わるが、数日前、セルティックパークがリオネル・メッシのための巨大な遊戯場と化したさまを見た。 当地では無類の強さを誇るセルティックをもってしてもメッシを止めることはできなかった。 もっとも、ロナウジーニョ、アンリ、メッシのスリートップにデコが絡み、ベンチをエトーとシャビが温めているような布陣である。 ホームのセルティックでなくともそう易々と太刀打ちできるものではない。
 そのまま額に入れたいようなトラップ、曲芸のようなパス回し、誰もがわずかなスペースを求めて貪欲に動き続け、その足元に磁石で吸い付くようなパスが次々と供給される。 パスとドリブルが絶妙にブレンドされた美しい構成はまるで高名な数学者の解法を見せられているかのように展開し、その必然としてやがてゴールに帰結する。
 悲しきかな我らが中村俊輔は、ホームでの3失点での敗戦という高い授業料を払ってマエストロたちのレッスンを受けている生徒の一人に過ぎなかった。
 このフットボールの楽しさが凝縮された90分間を思い返す時、重慶で行われているものがとても同じ競技だとは思えなかった。 彼の地には僕をワクワクさせてくれるものも、ドキドキさせてくれるものも、熱くさせてくれるものも、ただのひとかけらもなかった。
 
 さらば特定アジア。 さらば汚いフットボール。
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by theshophouse | 2008-02-24 01:03 | 蹴球狂の詩 | Comments(4)
中共の笛×少林サッカー
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 まずは選手にお疲れさまと言いたい。 あれだけの中共の笛と少林サッカーに最後までキレることなく戦い勝利したことは素晴らしい。 一瞬鈴木啓太がキレかかったが、あの時はテレビの前の僕はもう完全にキレていた。 のどわ入れられてキレない奴の方が変だ。
 第3回特定アジア蹴球選手権男子の部。 前々日、なでしこが澤のロスタイム超ロングループで北朝鮮の選手を炭鉱送りにしたその日、やはり行われた中国女子代表vs韓国女子代表の試合では、3対2と中国リードの状況で、後半ロスタイムにコーナーキックを得た韓国の選手がコーナーを蹴ろうとした瞬間、その直前のプレーで負傷して一度ピッチの外に出された中国の選手がピッチの外からコーナーキックを妨害するという前代未聞の事件が起こった。
 審判はその選手にレッドではなくイエローを出し、試合はコーナーキックのやり直しを認めずに終了の笛を吹いた。 「中東の笛」ならぬ「中共の笛」である。 ようつべに動画があるので、今の話が信じられなければ見てみるといい。

        http://www.youtube.com/watch?v=vnyZePCNHAQ

 そもそもFIFAにすら公認されていないこの大会。 しかも開催地が中国というなかで、スポーツマンシップやフェアネスを求めることに無理があるのはわかっている。 わかってはいるものの、毎回毎回この特定アジア蹴球選手権で繰り返されるおよそフットボールとはかけ離れた愚行には、呆れ果てたのを通り越して或る種の感動すら覚えた。
 あの北朝鮮の糞審判は中共からいくら貰ってるのか知らないが、少なくとも一生脱北しなくても生きていけるぐらいのカネは懐に入れたのだろう。 だいたい日本以外の参加国が中国、韓国、北朝鮮で中立国が審判を務めるって、どこに中立国があるんだか。
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 今夜も駒野と安田が負傷退場したうえに楢崎も顔を蹴られて出血し、他の選手もまんべんなく削られた。 タックルはほとんど全部アフターだし、後ろからのチャージは多いし、もう滅茶苦茶。 これは中国の選手が故意にやってるのが半分で、あとの半分は日本のパス回しやスピードについていけず、結果的にファウルになってしまっていた。
 要するに技術的に未熟なのである。 中国のサッカーは10年前から何も進歩していない。 前半はやや押し込まれたが、見ていてまったくやられる感じがしなかった。 なにせクロスの精度は日本以下。 あの精度なら、ドンピシャクロスが入る確率よりもチベットが解放される確率の方が高いだろう。 普通の審判だったら4対0か5対0ぐらいで勝ってもいいぐらいの内容と実力差だったが、観衆に暴動起こされても困るので今回はよしとしたい。
 もっとも今夜の観衆は拍子抜けするほど静かで、君が代が流れ始めたらブーイングも止んだし、試合の後半には中国チームに対するブーイングさえ起こっていたぐらいで、正直その変貌ぶりは理解に苦しむが、おそらく中共が事前に手を回し、騒がない旨の誓約書を取った共産党員を急遽スタジアムに派遣したのだろう。 平日とはいえチケットが完売し、当初「6万人の大アウェー」だったはずのスタンドの空席の多さはそのへんに原因があるに違いない。 テレビで見る限り、客層もいかにもプロレタリアートって感じの人ばっかりだったし(笑)。

 で、肝心の試合内容だが、やはり山瀬は良かった。 1点取ったシーンも、センターサークル付近で山瀬が体をスクリーンしてボールをキープし、遠藤→駒野と左サイドに展開。 駒野の低いクロスをニアで田代が潰れ、ボールがこぼれたところに山瀬が詰めてボレー。 中国は山瀬をまったく捕まえられなかった。 後半43分の田代のゴールも山瀬のアシスト。 北朝鮮と韓国の糞線審じゃなければ完全なオンサイド(以下検証画像 : クリックで拡大)。
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 あといろんな意味で魅せてくれたのは右サイドの「レギュラー」内田君。 散々な出来だったが、まだ岡ちゃんは修業を続行するのだろうか? 調子こいて攻めてる時はいいけど一旦受けにまわると厳しい。 岡ちゃんは右サイドに爆弾抱えたままW杯予選を続けるのだろうか?

 これまでも何度も言ってきたが、最後にもう一度言わせてもらいたい。 W杯予選期間中であるこの時期に、このような糞大会に出続けて、毎年毎年大事な選手が削られるなど無意味。 百害あって一利なし。
 来年からは極東3バカ国だけで勝手にやれ。


日の丸燃やし、敗戦悔しがる=騒乱防止へ3000人動員-中国当局
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by theshophouse | 2008-02-20 23:20 | 蹴球狂の詩 | Comments(2)
求む!/職種:ドリブラー/勤務地:重慶/時給:応談/制服:支給(青色)
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 第三回特定アジア選手権。 日本はほぼ何のメリットもないこの大会に今回も律儀に参加してしまった。 日本の他に参加しているのは中国、韓国、北朝鮮の三カ国。 いずれも反日を国是とし、悲しいほどに民度が低い国ばかりだ。 しかも今回の開催地は中国・重慶。 かの地の反日感情の高さは2004年のアジアカップで実証済みである。 どこと当たっても完全なアウェーだ。 もはや結果などどうでもいいから怪我だけはせずに無事帰国して欲しいというのが今の正直な心境である。
 加えて今大会はサッカー中継のヘタなTBSの独占中継。 唯一の救いを同局のサッカー番組「スーパーサッカー」のアシスタントである加藤未央の現地派遣に求めたが、当の本人は東京のスタジオで解説の小倉隆史の隣に陣取り、さして重要とは思えない繋ぎコメントと笑顔を提供するのみ。 かくして日本代表は「未央力」というアウェー最大の武器をも失った。

 初戦は北朝鮮。 いきなりの日の丸と君が代へのブーイング。 江沢民チルドレンは今日も正常運転。 民度が低いんじゃなくて民度そのものがない。
 日本のスタメンにレギュラー組は中澤、内田、鈴木、遠藤の4人のみ。 海外組の未召集とFW陣の離脱もあるが、サブ組のテストの色合いが強そうだ。
 日本はまたしてもゲームへの入り方を誤り、いきなり川崎でプレーする鄭大世にゴールを割られてしまう。 ディフェンスの苦手な両サイドバック、内田と加地さんの間を豪快に割られた。 加地さんはそのまま慣れない左サイドで埋没するわ怪我はするわカードはもらうわで散々の出来だったが、内田はこれでスイッチが入ったように果敢に攻撃参加する。 日本の攻撃が右偏重になったのは久しぶりだ。
 北朝鮮が終始引いてきたこともあり、内田の頻繁な攻撃参加は日本にいいリズムを与えた。 クロスの精度のなさは相変わらずだが、岡ちゃんがこれだけ重用している以上、もう彼には場数を踏んでもらうしかない。 加地さんと違って伸びしろはあるので、徐々に上手くなって下さい。 お願いします。
 中盤ではETと山岸の元ジェフ組があまり機能せず、FWとの連係も良くなかった。 それでもパスは通るので、少しでもプレッシャーがかかるとパスを選択してしまい、日本の攻めはまた一本調子になっていった。
 なぜ前の試合で効果的な働きをした山瀬を投入しないのか? 重慶の宿舎で餃子にメタミドホスでも盛られたか?とやきもきしていると、岡ちゃんは突如安田と前田を投入。 その起用に首をかしげていたら安田が左サイドを深くえぐり、入れたクロスを相手GKがパンチングミスし、前田が詰めた。 やはり「勝負」しないとゲームは動かない。 安田の若さと前田の冷静さが生んだ同点ゴールだったが、結果岡ちゃんの采配が当たった格好だ。
 あれだけ相手に引かれ、スペースを失ってしまうと、ボールと人が連動しての崩しもなかなかできない。 そこで必要になってくるのは個の力で局面を打開することだ。 一人をかわすことで相手はパニックになり、マークがずれてわずかなスペースが生まれる。 その綻びを突くことだ。
 今に始まったことではないが、相手をおびきだすミドルシュートが宇宙開発ばかりというのもそろそろどうにかならないものか。 日本代表ほど宇宙開発に投資しているチームもない。 このままではNASAから感謝状が届くのも時間の問題だ。

 最後に、まったく突破してもいないのに「突破した!」を連呼してたTBSの佐藤アナと、「駒野のクロスはワールドクラス」と言っていた解説の金田氏。 本当に本当にありがとうございました。
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by theshophouse | 2008-02-18 00:29 | 蹴球狂の詩 | Comments(2)
シリウスの道
b0045944_0385048.jpg 藤原伊織は「テロリストのパラソル」しか読んだことがなかったが、この「シリウスの道」を読む前に読んでいて良かったと思った。 作中の重要な舞台のひとつである新宿厚生年金会館そばのバー「吾兵衛」が「テロリストのパラソル」に続いて登場しているからである。 「テロリストのパラソル」の主人公であるアル中のバーテンダー、島村がオーナーの安井に雇われている店だ。 この酒とホットドッグしか出さないバーとオーナーの安井は重要なバイプレーヤーとして本作にも登場する。
 縦糸は広告代理店を舞台にした企業小説。 或る大手企業の新規事業の広告受注を競合のなか勝ち取るため社内に作られたチーム。 主人公の副部長・辰村を中心にその奮闘ぶりを描きながら、セクショナリズムと謀略が支配する組織のなかで、自らの信条だけに従って生きる男。 そのキャラクターはいわゆる「上からは責められ下からは突き上げられる」中間管理職とは対極にある。
 横糸は辰村の幼少期の幼なじみ二人との映画「スタンド・バイ・ミー」を思わせるエピソード。 ある事件をきっかけに断絶し、今ではそれぞれがまったく異なる境遇に身を置く三人が、一通の脅迫状をきっかけに二十数年ぶりに出会う。
 この縦糸と横糸が織り成す人間模様のなか、縦糸では上司である立花英子との男女の心模様、中途採用で部下になった青年・戸塚の実直で真摯な人柄を際立たせ、横糸では勝哉と明子との心象風景を描き出す。 脇を固める登場人物たちもみな個性的でそれぞれに存在感がある。
 辰村の生き方は、大阪に生まれ長く電通に勤務し、酒とギャンブルを愛した著者自身のセルフポートレートではなかったのだろうか。 藤原伊織が作品のなかで描くどこか無頼な主人公にどうしようもない魅力を感じながら読了した。 世の中には僕のように毎日を平々凡々と生きている人間にはおよそ近づくことすらままならない世界があるものだ。
 著者の藤原は昨年食道癌で亡くなった。 5年前に電通を退社し、作家活動に専念して間もない彼の死は、これから彼が生み出すはずだったであろう多くの魅力的な主人公をも葬り去ることになってしまった。
 やはり数年前に亡くなった僕の父親も大手広告代理店の営業一筋のサラリーマン生活を送った。 僕が大学を出てすぐに東京に行ったこともあり、生前父親と彼の仕事について話す機会はほとんどなかったが、本書を読んでその内実を少し垣間見たような気がした。
 最初にも述べたが、日本のサラリーマン社会において、かつては「悲哀」の象徴でしかなかった中間管理職というポジションの人物を主人公とする作品が増えているような気がする。
 いまだに刑事ドラマなどでは、署長には媚びへつらい、イキのいい若手からはバカにされる部長格のキャラが定番だが、そうした認識が徐々に変わってきているのかも知れない。 いや、現実社会ではあまり変わっていないのかも知れないが、世の男たちの理想像だけは確実に変化しつつあるのだろう。
 佐藤浩市演ずる中間管理職が「男の真ん中でいたいじゃないか」なんて台詞を口にする一連のクルマのCMなど、サラリーマン社会特有の上下関係の軋轢のなかで男としての矜持を頑なに持ち続ける存在は、サラリーマン出身の作家たちにとって格好の素材である。 これからも面白い企業小説にはきっと骨のある中間管理職の主人公がいるはずだ。 そう、中間管理職の「中間」はまさに男の真ん中なのである。
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by theshophouse | 2008-02-14 00:46 | Books | Comments(0)
amadanaってどうよ?
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 世の中デザイン家電が流行ってるらしい。 家電イコール日常生活なので、そのデザインはいいに越したことはない。 ただ、デザインとはその製品の見かけを良くすることが本質ではない。 その製品のコンセプトそのものを具現化する多くの工程のひとつに過ぎない。
 「amadana」というデザイン家電のシリーズがある。 ご覧のように、電話機やコーヒーメーカー、ミル&ミキサーや電気ポットなどがラインナップされている。 どこかで現物を見た方も多いはずだ。 もしかしたら今自分の家にあるという方もおられるだろう。
 既に所有しておられる方には申し訳ないのだが、僕はこのシリーズが嫌いである。 以下、長々とその理由を述べる。
 まずそのカタチに哲学が感じられない。 僕なりにその外観からデザインコードを読み解くと、「ミッドセンチュリー・デザインの現代的アレンジ」である。
 敢えて曲線を廃した直線的なデザインは、どこかミッドセンチュリーのそれであり、とにかくエッジやコーナーがすべて丸まってしまう現代のマスプロダクトへのアンチテーゼなのだろうが、そこに或る種の「狙い」が見え隠れする。 なかには電子レンジやオーブンレンジのように、既存のデザインそのままに取っ手をウォールナットにしただけのものもある。 もちろん機能面での差別化も図られているが、その外観はいかにもどこかのメーカーのOEMという感じだ。 これではデザイン家電が聞いて呆れる。
 つまりこれも悪しきマーチャンダイジングの産物にしか見えないのだ。 そこに「自分たちがこういうプロダクトを世に問いたい」という熱意はあまり感じられず、「今の時代ならこういうカンジがきっとウケるはず」といった目論見みたいなものの方が勝っている気がする。
 もちろんそれが市場に受け入れられて売れなければビジネスとして成り立たないし、デザイナーにとってこの二律相反は永遠のテーマでもあるのだが、どちらかが勝ち過ぎると嫌味にもなる。
 厳密に言うとすべてのアイテムが嫌いというわけではないのだが、シリーズものの常として一つ気に入らないものがあるとすべてが嫌いになってしまうのが僕の厄介な性格でもある。 そう、そこに「amadana」のロゴが入っているだけで「もうダメだ」となってしまうのだ。 たぶん僕は、部屋中を「amadana」の家電で揃えてたりするような人とは絶対に友達になりたくないし、またなれないと思う。 むしろ開発した側でさえその状況は「気持ち悪い」と考えるかも知れない。
 そもそもデザイン家電というカテゴリーが生まれる前、その役割を果たしていたのは外国家電だった。 外国家電は、いわゆる日本的なデザインの家電に慣らされた日本の消費者にとって新奇なものであり、そのデザイン的な異物感にこそ価値を求めた。
 当時の外国家電はどういうものだったかというと、それはやっぱり日本の家電とは何かが違っていた。 その違いというのは単なる外観上の違いのみならず、操作性やスケール感など、何もかもが違った。 その違いは、「日本人とは異なる文化を持つ民族が自分たちの為につくったプロダクトであるということからくる違い」であった。 一言でいうと哲学が違うのである。
 それらが「amadana」と決定的に違うのは、何らかの「狙い」をもってデザインされているのではなく、彼らにとってはごく普通にデザインされたものであったということであり、我々日本の消費者が外国家電に求めたのは、そうした「外国の普通のデザイン」だったと思うのである。 ちょっと見栄っ張りな消費者が、外国で普通に使われている家電を日本でも何気に普通に使ってみたい。 そんな自分ってちょっとお洒落?みたいな。
 「amadana」がその外国家電の市場を狙っているのなら、見栄っ張りでブランド志向な日本の消費者にはあまりウケないのかも知れない。 むしろ「amadana」の場合、本当は外国家電がいいんだけど機能的に日本の家庭向きじゃないし、サイズはでかいし、電気は食うし・・・といった不満をもつユーザーに訴求するプロダクトなのだろう。 やはりそれは優れて日本的な家電なのだ。
 で、こんな僕がどんな家電を使っているかというと、別にデザイン家電でも何でもない普通の国産家電である。 もちろんそれなりの美意識で選んではいるが、お世辞にもデザインがいいとはいえない家電もある。 少なくともすべてデザイン家電ばかりに囲まれた生活よりマシだと思う。 それが人間というものだ。
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by theshophouse | 2008-02-10 02:09 | Design | Comments(6)
チーム・バチスタの栄光
b0045944_2341946.jpg 血を見るのが恐い。 だからテレビの医療に関する番組で外科手術の様子などが映されるとたちどころにチャンネルを変えてしまう。 当然「ER」も観なかった。 ぱっくりと開いた人間の胸部。 その奥で脈打つ心臓。 僕が最も苦手とする画である。
 そんな僕だから、この本を読んでみるのには非常な決心が要った。 それでもこの作品が僕に一線を越えさせたのは、そのタイトルに惹かれたからである。
 チーム・バチスタ。 南米あたりのサッカーチームかと思いきや、そうではない。 バチスタ手術を行う集団である。 バチスタ手術とは学術的な正式名称を「左心室縮小形成術」といい、創始者R・バチスタ博士の名を冠した俗称(本書より)で、拡張型心筋症によって肥大した心臓の左心室を3分の1程度切り取って形を整えるという、素人目には悪魔の所業としか思えないような手術である。
 プロット自体はミステリーの王道である「密室殺人」の体裁をとる。 密室はどこにでも存在する。 完全に施錠された個室、土砂崩れで孤立した避暑地の別荘、長距離をノンストップで移動中の夜行列車。 いかにもミステリーにありがちな設定だが、この作品がひときわ異彩を放つのは、その密室が手術室といういわば殺人とは真逆のベクトルに位置する空間であるということ。
 謎解きのプロセスも普遍的なものだ。 通常は刑事や探偵がその場に居合わせた人々に聞き取り調査をしていくなかで犯行の動機を推理しアリバイを崩していくのだが、本作ではその謎解き役が同僚の医者と厚生官僚に置き換えられているに過ぎない。
 しかし、この物語を特別なものにしているのは、厚生官僚・白鳥のエキセントリックなキャラクターと、それを際立たせる引き立て役でありながら、読者の視点をも担う医師・田口の対照的な人物造形である。
 当初水と油のような関係だった二人のやり取りは表面的には最後まで変わらないものの、物語が完結する頃には心の奥深いところで共振するようになる。 そんな二人の関係性の微妙な変化もこの作品の見どころのひとつだ。
 この作品において、この二人の推理を「文系」のストーリーとするなら、現役の医師でもある作者が専門知識と用語を駆使して描写した手術シーンは「理系」のストーリーと言えなくもない。 二つの異質な要素は互いに干渉し、拒絶し、最後には整合し、そして訪れた結末。 そこに潜む、現代医療が抱える危うさの前に戦慄する。

 この作品は映画化された。 小説を読んだ人なら誰しも、この白鳥”ロジカル・モンスター”圭輔の役を演じきれるのは阿部寛をおいて他にはいないと思っただろう。 ただ、もう一人の主人公である田口公平の役が竹内結子演じる女性医師・田口公子になってしまったことには失望を禁じえない。
 内容を知らないので何とも言いようがないが、このご時世、映画だからといって必ずしも色恋沙汰の要素が必要だろうか? この映画におけるキャスティングの妙が田口公平役にあったのは明らかであり、それを当世人気の女優でお茶を濁してしまうのは非常に惜しい。 むろん原作者の同意のうえだろうが、これだけの快作に妙な脚色はやめて欲しいものである。


映画『チーム・バチスタの栄光』公式サイト
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by theshophouse | 2008-02-08 01:43 | Books | Comments(0)
着火点
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 2010年南アフリカW杯三次予選初戦タイ戦。 日本4対1で勝利。 まずは岡田ジャパンが無難なスタートを切った。 戦前多くのメディアや岡ちゃんまでもが「タイは攻撃的なサッカーをしてくる」という見方を示していたが、実際はご覧のとおり、常にペナルティエリア内に多くの人員を配し、守備的に戦ってきた。
 サッカーにおいて攻撃的だとか守備的だとかいう場合、それはあくまで相対的なものである。 昨年のアジアカップですべてのチームを相手にポゼッションで圧倒したオシムジャパンの戦いぶりを見知る者なら、アジアという域内において日本相手にそう易々と攻撃的なサッカーなどできるはずはないのだ。
 ただ、その試合内容はスコアだけ見れば快勝だが、今後の戦いに少なからず不安を残すものであった。 タイのようにゴール前を固めた相手にはサイドからの崩しが有効なのは前のエントリーでも述べたが、両サイドからこれだけ効果的なボールがゼロに等しかった試合というのは近年の代表戦で記憶にない。 加地さんが代表入りして以来、右サイドは死んだも同然だが、それを補うように左からの攻めはそれがたとえわずかなものだったとしても、少なくとも右よりは機能したものだった。
 それが今夜はまったくの不発。 日本の両サイドはタイを相手にしても、たった一本のクロスでさえ味方に合わせることができなかった。 結果、日本は中央の密集地帯を強引に突破するか、やや遠目からのミドルシュートに活路を見い出すしかなくなってしまったが、さすがに中央はなかなか突破できず、ミドルシュートはすべて宇宙開発かあさっての方角行きでは脅威にもならない。 唯一枠内にいったのは高原のミドルが相手GKに掻き出された一本のみ。
 前半が1対1のまま終わり、試合がそのまま硬直化する可能性を孕み出した後半9分、左サイドからエリア内に切り込んだ山瀬のドリブル突破が着火点となり、試合は動く。 いつものようにパスを回すことが目的化し、一本調子の攻めを繰り返していた日本代表と、「またつまらない試合を見せられるのか」とあきらめ気味だった僕のような観客にとって、それは一服の清涼剤であった。 結果、相手DFがクリアしたボールを中村憲剛がブロックし、ゴール前にこぼれたボールに大久保が反応してゴール。 これで試合は一気に日本のペースとなった。
 僕は前のエントリーで「鍵になってくるのは、やはりサイドからの崩しとセットプレー、そして何よりFWが点を取ることだ。」と書いたが、セットプレーで3点を取ったことと、プレゼントボールに近いがFWの大久保、そして巻が点を取ったことは評価したい。 特にセットプレーでの中澤の入り方と巻のマークを外す動きは狙い通りだろう。 それもこれも日本が圧倒的にボールをポゼッションし、タイを終始押し込んで10本以上のコーナーキックを得たことに起因する。 つまりこの試合の勝因は個々の選手が惜しみなく動き、前を向いてボールを保持し続けたその運動量にこそあった。
 相手にとって高い位置ではボールを失わず、逆に日本にとって高い位置でボールを失っても激しくチェイスしてボールを奪取し続け、こぼれ球への反応と球際の攻防でもタイに勝っていた。 逆に言うと、こういう局地戦で負けなければ試合に負けることもない。 全員がファイトしたことを評価する一方でお粗末な両サイドが余計に目立った。
 この試合のMVPは1ゴール1アシストの遠藤と2アシストの中村憲剛ではなく山瀬。 試合を動かしたあのドリブル突破。 正対したマーカーに果敢に勝負を挑む姿勢こそが今の日本代表に最も必要なものだと思う。
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by theshophouse | 2008-02-06 23:41 | 蹴球狂の詩 | Comments(2)
不安な快勝
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 代表戦について何か書く時、心がけていることがひとつだけある。 それは他人が書いた戦評を先に読まないことだ。 先に他人やジャーナリストが書いたものを見てしまうと、どうしてもそれが先入観となって自分が感じたことが書けなくなってしまう。
 そういうわけで、通常は試合後なるべく早く思った事を書き、小欄に投稿してから他人の書いたものを読みにいくのだが、所詮はド素人の蹴球論なので、プロが書いたものとは相反する内容になることもしばしばだ。 だがそれはそれでまったく構わないと思っているし、気にもしていない。 むしろ自分が真逆の見方をした時の方が「しめしめ」と思ったりもする。
 ただ、ごく稀に他の人やプロの諸氏が書いたものを見てから自分のそれを書く時がある。 先日のボスニア戦がちょうどそうなった。

 試合そのものは日本が3対0で勝ち、岡田ジャパンの初勝利となった。 来たるW杯予選のタイ戦を前にした「壮行試合」としては申し分ないようにも思えた。 事実多くのプロのジャーナリストもその戦いぶりには好意的な扱いをしていた。 しかし、それほど手放しで喜べる内容だったかというと、そうでもないと思えるのである。
 終始積極的にプレスをかけてきたチリとは違いボスニアの中盤は緩く、前半の日本のパスは面白いように通ったが、最終ラインが体を張って日本の得点を防いでは時折鋭いカウンターを見舞ってきた。
 ところが後半、セットプレーからやや偶発的な中澤のゴールが生まれ、攻めるしかなくなったボスニアは最終ラインを上げて前がかりになってきた。 ところが、前半あれほど体を張っていた最終ラインを始めとして、チーム全体が次第に時差ボケとコンディショニング不良からか足が止まり、集中を欠いたプレーで山瀬に2ゴールを許した。
 もちろん途中出場して2ゴールを奪った山瀬のプレーは賞賛に値するものだが、アウェイで徹底的に引いてくるはずのタイ相手に同様のゴールが生まれる可能性はまずない。 むしろある程度ボスニアが引き気味だった前半の内容を注視しておくべきなのだ。 そして、そこでは日本のゴールは生まれなかったのである。 いつものようにパスを回すためのパスが続き、フィニッシュに直結しない展開が延々と続いた前半だった。
 そもそもあれだけの体格差のある相手に正面から挑んでもなかなかゴールは生まれない。 やはり基本はサイドからの速いクロスで揺さぶることがその布石にもなるし決定打にもなるのだが、日本の両サイドからはなかなかクロスが入らない。 左の駒野は完全にフリーにならないとクロスを供給できないし、右の内田は深くえぐろうとしない。 駒野には、相手のマーカーと正対してもその脇の下や足元を抜くクロスの精度はないし、内田はその持ち味であるスピードを生かしてサイドをえぐるよりも、中央に預けて自らも中央に切れ込んでいくパターンが目立った。
 内田に関してはまだあまり数を見ていないので判断しかねるが、いわゆる典型的なウイングではなさそうだ。 ただ、攻撃面に関しては、加地と違って意図を持ったボールが蹴れるし、ショートパスも通せる。 ホームでのタイ戦というオフェンス重視の試合では内田、ディフェンス重視の試合では加地という使い分けもあるのかも知れない。
 タイは当然ガチガチに引いてくるだろう。 そこで鍵になってくるのは、やはりサイドからの崩しとセットプレー、そして何よりFWが点を取ることだ。 不調の高原と泥臭いだけの巻ではまったく得点の匂いがしない。 ここは大久保と播戸、前田あたりを2トップで起用する手もある。 また攻撃面では、チリ戦、ボスニア戦と出色だった中村憲剛に期待したい。
 いずれにしろ初戦でタイ相手に苦しんでいるようだと、続く中東勢との連戦は三次予選の鬼門になりかねない。 タイにもいいFWが二人いる。 ツボにハマった時のカウンターには要注意だが、阿部がチョンボをしても中澤がいれば大丈夫だろう。 また、日本にとって最大の援軍となるのがこの寒さ。 タイの選手には厳しいものとなるはずだ。

 最後にオシム。 脳梗塞で倒れた年寄りがたった2カ月であそこまで回復できるものかと目を疑った。 確かに少々痩せて精気はなくなっていたが、快復の途上にあることは間違いなさそうだ。
 身体はともかく、これからもその頭脳と言葉で日本代表を更なる高みに導いて欲しいものである。 岡田ジャパン失速のあかつきには再登板も十分あるとみた。
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by theshophouse | 2008-02-02 02:16 | 蹴球狂の詩 | Comments(0)



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