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カテゴリ:Food( 36 )
想夫恋 横浜青葉店
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 関東初進出となった想夫恋(そうふれん)横浜青葉店に行ってきた。 一番最寄の駅は東急こどもの国線のこどもの国駅、もしくは東急田園都市線の青葉台駅だが、いずれにしても駅からそんなに近いわけでもない住宅地にそれはあった。 クルマだと246を青葉台駅方面に入って5分ほどの場所である。
 ご主人と話してみると福岡のご出身だそうで、ご自身も福岡の春日店で想夫恋の焼きそばの虜になったのが店を始めるきっかけだったそうだ。 今日は玉子かけ焼きそばを食べてみた。 それは間違いなく福岡で食べるあの想夫恋の焼きそばの味だった。 いつも福岡で食べた後はネットでも買える焼きそばキットを買って帰るのだが、それを自分でレシピ通りに作ってみても、この麺の食感を再現するのは非常に困難なのである。 それだけに自宅からクルマで行ける場所に想夫恋ができたのは非常にありがたい。
 事実ご主人の話では、週末ともなるとこの「想夫恋関東進出」の報を聞きつけた関東在住の九州人が大挙して店に押し寄せ、店は大忙しなのだという。 九州男児(もちろん女性も)をそれほどまでに熱狂させる想夫恋の焼きそば。 あなたも一度味わってみては如何だろうか? そしてもし行くのなら平日がオススメである(ご主人談)。

想夫恋 横浜青葉店
神奈川県横浜市青葉区桂台2丁目18-15 第2スズキビル103 TEL 045-963-1888
想夫恋 横浜青葉店の地図【Mapion】
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by theshophouse | 2005-11-15 01:05 | Food | Comments(2)
長浜ラーメン史上最強の店
 福岡出身の悲しき性がそうさせるのか、食事時に街中をクルマで流していて、「九州ラーメン」とか「長浜ラーメン」といった看板が見えるとついつい寄ってみたくなってしまう。 その日もそんな具合だった。
 初めて入るその古そうな店には、入口のところに食券機があった。 初めてなのでなるべくその店のスタンダードなものを食べようと思い、それらしいものを探してみるのだが、いわゆる普通の「豚骨ラーメン」がない。 そばにいた店員に「普通のはどれですか?」と尋ねてみると、「フツーのはとんこちゅしょゆです。」と言われた。
 「長浜ラーメン 世田谷店」という名前の店でありながら、ただの豚骨ラーメンもないばかりか、店員はみな中国人。 別に中国人に恨みはないが、こうした場合に中国人が店員であることには大きな不安が伴うのは言うまでもない。 今思えば、この時点で店を出て行くべきだったのである。
 店内の壁には名前もロクに聞いたことがない芸人のサインと、近くの明治や日体大の体育会系の学生たちが、頼んだ替え玉の数を色紙に書いてサインをしているものが貼りめぐらされている。 しかもみな7玉も8玉も替え玉を頼んでいるのだ。 こういうのを見ていると「まあまあ旨いのかな」とさっきまでの不安も少しは薄らいできた。

b0045944_20504583.jpg ラーメンを待つこと約5分。 目の前に出されたどんぶりからは鰹節の強烈な匂いがする。 豚骨醤油味でありながら、鰹節でダシをとっている。 いや、さっきどんぶりの中に謎のドロドロとした茶色の液体を最初にぶちまけていた。 きっとあれが濃縮された「鰹エキス」なのだ。 だけどなぜ鰹なのだ? どんぶりの周囲には灰汁がこびりついている。 フリーズドライに失敗したチャーシューの死体みたいなのが浮いている。 今思えばこの時点で店を出て行くべきだった。 しかし僕にはその勇気がなかったのである。
 恐る恐る麺に箸をつける。 細麺のくせにヘンに縮れていて、「かため」を頼んだのにまったく腰もない。 想像した通り、超濃厚な鰹節のダシ汁につけて食べるつけ麺のような味だ。 この時点でかすかな希望は絶望へと変わった。 今思えばここで食うのをやめるべきだったのである。 無言で店を出て行くべきだったのである。 しかし僕にはその決断ができなかったのである。
 それから先の数分間は生き地獄さながらだった。 ラーメンを食べていて生命の危険を感じたのは、僕の40年近い生涯のなかでも初めてのことであった。 僕はスープにはいっさい手をつけなかった。 「飲んだら逝く」という確信があったからだ。 なかば自らに課した拷問のように麺を食道に送り込みながら、薄れ逝く意識のなかで、ここに貼ってある無数の色紙に言葉を寄せた糞芸人や糞学生を呪った。 それと同時に、居合わせた店の常連とおぼしき男たちに目をやりながら、「おまいらなに旨そうに食ってんだよ!?」と心の中で絶叫した。 こいつらは紛れもなく味覚の基地外どもだ。 ここで替え玉を頼むなんてビョーキだ。

 もしこの店がこの「長浜ラーメン」という看板のままで博多に出店したら5秒ともたないだろう。 長浜ラーメン協会(そんなのがあったらの話だが)は名誉毀損でこの店を訴えるべきだ。 東京に住んでて長浜ラーメンの何たるかを知らない多くの人が、既にここの「長浜ラーメン」を食べて長浜ラーメンに絶望し、断崖絶壁から身を投げているのは想像に難くないからだ。
b0045944_21103574.jpg もしこの店が「おかか豚骨醤油灰汁ラーメン」だったら、僕もここまでは書かない。 それ以前に、店に入って被害に遭うこともないからだ。 この店には、長浜ラーメンを看板にしているにも関わらず、長浜ラーメン的なものがただのこれっぽっちも存在しない。 これは商法上、著しく不公正な表記と言わざるをえない。 これまで書いてきた厳しい評価は、あくまでこの店に正統派の長浜ラーメンを食べに来た客の評価であり、この店に何の先入観もなしに入った場合はその評価も違ってくるだろう。 しかし、この外観で「長浜ラーメン」を期待しないで入ってくる初めての客なんて、僕はいないと思う。 誰一人としていないと思う。

 半死半生になりながら麺だけを食べて、転がるように店を出た。 口の中は、死ぬほど大量のおかかをぶち込まれて無理やり咀嚼させられ飲み込まされたかのような、これまで経験したことのない次元の強烈な後味が横溢している。
 帰って速攻で口の中を消毒した後、さっそくこの「長浜ラーメン 世田谷店」の評判をググってみたが、みなまずまずの評価であったのには腰を抜かしそうになった。 しかもレビューを書いてる人の中にはラーメン評論家然とした奴までいるから呆れる。 おまいらの舌は何か食ってそれを評価するには恐ろしく不適格だ。 唯一少しはマトモなレビューを書いてあったのはココ(10月3日の日記)ぐらいだった。 もっともこの人にしても「個人的に嫌いじゃない」と書いているのだが・・・。
 ラーメンなんて人それぞれに好みはある、とは思う。 ただそれも最低限の基準あってのものである。 世の中には最低の店と最低の客が確実にいて、最低の店は最低の客によって支えられている。 そんなことを改めて思い知らされた昼下がりだった。

 この店にはホームページがあった。 しかも「nagahama-ramen.com」などという出来すぎたドメインを取得している。 ページを見てもらえればわかるが、この「NAGAHAMA」のタイポグラフィーは日本人が絶対使わない類のものだ。 ハリウッド映画の中で「アメリカ人のイメージの中の日本人」なんかを表現する時に多用される紋切型だ。 さらに、超少数派ながらこの店にまっとうな評価を下している貴重なサイトを発見した。 この方の味覚が普通なのであって、この店をうまいとか言ってる奴は何か悪いクスリを常用してて味覚が麻痺しているとしか言いようがない。 しかし、この方は、合計3度もこの店に足を運んで評価をしている。 あるいは回を重ねるごとに病みつきになるような麻薬性をもったラーメン屋なのか? この方の評価も回を重ねるごとに甘くなっていってるし・・・。 ちなみにこの方は、この店のオーナーの名前が「長浜」なので、「長浜ラーメン」と名乗っているという大胆な仮説を立てておられる。 とにかくここのラーメンは、いわゆる「長浜ラーメン」などでは断じてない。
 僕もこの店に最終判断を下すために、決死の覚悟でまた特攻しなければならないのだろうか。 いや、どんなにカネを積まれてもそれだけはごめんだ。 そもそもこの店はいつも賑わう大繁盛店なのだ。 僕がまた行く必要などまったくない。 しかしながら、とにかく僕もこれだけ最低の評価をした罪滅ぼしに、この店を多少なりとも宣伝する逆説的義務がある。

「さあ、君もラーメン一杯の超絶体験をしてみないか?」

※写真は「さすらいのラーメン道」さんからお借りしました。 
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by theshophouse | 2005-10-06 00:00 | Food | Comments(8)
タルトの話
 男齢四十を目前にしてタルトに目覚めること以上に始末の悪いことはない。 今どきのタルト屋に僕のようなオヤジは不似合いだからだ。 どちらかというと、ケーキの中でもタルトは嫌いなほうだった。 パイ生地の上に煮詰めた甘ったるいフルーツが載ってるそれは、オンナどもの食い物だと思っていた。
 しかし、ある時その認識は劇的に変わった。 タルトこそ男闘呼の食い物だ、と。 こんなことを言うのは、僕が今住んでいるマンションの部屋の前の住人がたまたま元男闘呼組の○○耕○だったからなどではなく、純粋にそう思うからである。
b0045944_23481069.jpg 僕が好きなタルト、それはもうベリー系の3~6種類ぐらいをてんこ盛りにしただけのもっとも直球かつ正統派のタルトである。 世の中にこれ以上贅沢なフルーツの食べ方があるだろうか? これを食いながらピノ・ノワールを飲む。 この濃厚×濃厚の組み合わせがたまらない。 もっともこのカップリング、他人に薦めはしないが。
 15年前、代官山で働いていたことがある。 事務所のあったマンションには、当時ばんばひろふみさんや元チェッカーズの鶴久政治さんが住んでいた。 紺野美沙子さんが所属するプロダクションの事務所もあった。 僕は紺野美沙子さんの後ろをついてドキドキしながら階段を上がったこともある。 今日は何故かタレントに話がそれる。
 その頃から代官山に「ママタルト」って店がある。 名前の通り、タルトの専門店だ。 僕が最初に自分でタルトを買って食べた店だ。 その頃はタルトの素晴らしさに気づいていなかった僕は、ママタルトにあまり特別の印象を持ちはしなかった。
 先日、妻がコンランショップに勤めていた時の同僚が恵比寿でやっているファブリックのお店「FABBRICA」に行った時に、このママタルトの事を思い出したのだった。 しかしこの時、ママタルトという店名までは思い出せなかったのである。 何しろ15年も前のことなのである。 当時の記憶を辿りながら路地を進んでいくと、以前の記憶とはややズレた場所にタルトの店を発見。 「こんな小洒落た店構えだったかなあ?」 「でもこの通りには間違いないし、同じ通りにタルトの専門店が二つもあるはずないよなあ?」 「ってことはこれがあの店の現在の姿なのか?」 「場所も道の反対側だし、店名も何か違う感じなんだけど・・・」 思考がスパイラルしていると妻が近寄ってきて、「キルフェボンなんかよく知ってたね。」と言う。 「うん、まあね・・・。」 生返事しながら店に突入し、とりあえずタルトを購入。 代官山を後にした。
 キルフェボンはタルトの名店として知られている。 タルト・ビギナーの僕でも名前ぐらいは聞いたことがあった。 もともとは静岡のお店みたいだけれど、今では銀座、青山、代官山、二子玉川と、東京だけでも4店舗を展開する。 この日僕が食べたのは例によって赤いフルーツのタルト。 さすが、間違いのない味だった。 でも、目下のところの僕の興味は、やっぱり15年ぶりにママタルトのタルトという当時と同じ「検体」を食べ、自らの味覚の変容をやや科学的に検証したいということである。

 あ、それから、エントリーとはまったく関係ないんですが、盛り上がってますね、のまネコ騒動。 今や近所のスーパーに来てるガキまで「のまのまイェイ♪」と唄っているぐらいなので、まだ見たことのない方なんていないと思いますが、万が一そんな方がおられましたらその方のために置いときます。

エイベックス社員への殺害予告はエイベックスのグループ会社の会員回線から
恋のマイヤヒ FLASH オリジナルヴァージョン
恋のマイヤヒ FLASH 別ヴァージョン
ウリヒー FLASH
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by theshophouse | 2005-10-04 23:55 | Food | Comments(2)
パップンファイデーン(Pak Boong Fai Daeng)の作り方
 以前のエントリーでもご紹介したように、パップンファイデーン(空心菜炒め)は僕が一番好きなタイ料理である。 タイでは安価に手に入る大衆野菜の空心菜だが、ここ日本では少し前まで高級野菜のひとつだった。 
 しかしその味が多くの人々に支持されると、需要と供給のバランスを保つために量産されるのが野菜。 かつてはハーブ野菜コーナーで売られていたイタリア野菜のルッコラも、今や価格が下がって一般野菜のコーナーで売られている。 パッケージも小松菜と見紛うほどで、一気に大衆化してしまった感がある。 そして空心菜にも大衆化の波が押し寄せ、僕の自宅そばのスーパーでは一束150円ほどで売られるようになった。
 こうなったらもうパップンを自分で作らない手はない。 僕にはかつて転職時に失業給付をもらいながら家で「主夫」をやった時期があり、その時はイタリア料理のレシピ本を3冊も買い込んで、前菜からパスタ、ピザに肉・魚料理、オーブン料理まで一通り勉強したのである。 もともと料理は大好きなのだ。

b0045944_0121810.jpg【用意するもの】
空心菜1束、赤唐辛子2~5本、
にんにく1片、サラダ油適宜

【以下ソース用材料】
チキンスープ1/2カップ、
オイスターソース小さじ1、
豆鼓醤(トウチジャン)小さじ1、
ナンプラー小さじ1、砂糖ひとつまみ
【下ごしらえ】
空心菜は洗って葉と茎に切り分け、両方とも水をはったボールに浸してあくをとってから水気を切っておく。 にんにくはみじん切りにして、赤唐辛子の乾燥したものは水につけておく。 ソースはボールにあらかじめ準備しておく。

b0045944_0123123.jpg①中華鍋を熱してサラダ油をひき、にんにくと赤唐辛子を炒めて香りを出す。
b0045944_0124586.jpg②中華鍋に空心菜、ソースの順(ほぼ同時)に入れる。
b0045944_013188.jpg③強火で手早く炒めて出来あがり。 炒める時間は20秒から30秒ぐらい。 炒めすぎると空心菜のみずみずしさがなくなってしまうので注意。
b0045944_0131599.jpg④お皿に盛りつけてできあがり!
 ちなみに、タイの一般ピープルが食べてる味に更に近づける場合、干し海老を少々と青唐辛子を加えること。 干し海老ぐらいは食べれるのですが、甲殻類が苦手な僕はあえて入れてません。 青唐辛子はなかなかそのへんのスーパーには売ってないので省略しました。
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by theshophouse | 2005-08-28 00:31 | Food | Comments(7)
もつ幸 其の参
b0045944_20215389.jpg もつ幸は下川端通り商店街にあったのだが、そこにあの博多リバレインというでっかい商業施設が建ってしまったので、あえなく立ち退くことになってしまい、近所の綱場町に移転し現在に至っている。 僕も博多に帰った時は欠かさず立ち寄っているものの、帰る機会がなかなかないのでおいそれと行くことはできない。 そこで叔母さんに相談してみたところ、「んなら送っちゃろーか?」と二つ返事でOKしてくれた。 かくしてもつ幸のもつ鍋はスープ、もつ、つけダレ、ちゃんぽん麺、餃子の皮、薬味がすべてビニール袋に密封され、クール宅急便で送られてくることとなった。 これに近所のスーパーで買ったキャベツとにらがあれば、自宅でもつ幸のもつ鍋が再現できるのである。 もちろん現場(博多の店)で食べるおいしさには敵わないが、着いたその日からその翌々日ぐらいまでに食べれば、輸送による材料の劣化もほとんど気にならないので、博多の店で食べる味に限りなく近い状態が再現できる。
 最初のうちは、僕みたいな身内や博多を離れてしまった常連さんに頼まれて、そのたびごとに送っていたに過ぎなかったと思うが、この後もつ幸はもつ鍋の地方発送にも積極的に取り組んでおり、今では何処でも誰にでも代引きで発送してくれる。 福岡ダイエーホークスのピッチング・コーチ時代にもつ幸の常連になり、その後横浜ベイスターズの監督を務めた某氏にも時折もつ鍋を送っていると聞く。 もちろん僕も年に数回、もつ鍋の禁断症状が出るので、その時は発作的にFAXで注文している有様である。

b0045944_2093814.jpg 最近、東京にはお洒落なカフェやレストラン風のもつ鍋屋ができている。 大ブレイクしているジンギスカンの陰であまり目立たないが、東京では密かに「第二次もつ鍋ブーム」が進行していると僕はみる。 果たしてそれらのなかに本物のもつ鍋屋がどれだけあるだろうか? どれだけの店が生き残って東京に根を張ることができるだろうか?
 もしこのエントリーを読んでいる皆様が博多に行く機会がございましたら、ぜひ一度騙されたと思ってもつ幸に足を運んで欲しい。 他のどんな名店のもつ鍋とも一味違う本物のうまさがあなたを魅了するはずである。 また、どうしても博多まで行けそうにないという人は、いまや「お取り寄せグルメ」となったもつ幸のもつ鍋をご自宅で食べることもできる。 一度食べたら最後、あなたは無理やり用事を作ってでも博多に行くことになるだろう。 そして初めて店を訪れたなら、ママに頼んで芸能人のアルバムを見せてもらおう。 今は亡きあのカリスマ・シンガー、ノーメイクの○○、そしてあの大御所まで、ここでしか見れない顔ぶれに驚くことは間違いない。 なかでも僕が一番驚いたのは、僕の母校である東福岡との練習試合のために来福し、同店を訪れていた帝京サッカー部古沼監督のナマ写真でした。

※もつ幸が混んでて入れない時は、天神に姉妹店「もつ将」があります。
※もつ鍋の画像は、せいかつにっきさんから拝借しました。


 ちなみに「もつ幸」、「福岡no街」というブログで昨年の11月に行われた「福岡のうまい"もつ鍋"ランキング」でも5位にランクされています。 このことからも僕の「日本一」という評価が、あながち主観に偏ったものでないことがおわかりいただけると思います。 当時僕も投票していたら、もっと上位にランクされていたかも知れません。


もつ幸 其の壱
もつ幸 其の弐


お店DATA
……………………………………………………………………………………
店名:もつ幸(もつこう)
住所:福岡市博多区綱場町7-14(福岡市営地下鉄呉服町駅下車徒歩1分)
TEL:092-291-5046 / FAX:092-291-5047
HP:http://members.jcom.home.ne.jp/motsukou/
営業時間:5:00p.m.~12:00p.m.
定休日:日曜日(祝日は営業)
駐車場:近くの立体駐車場で1時間無料サービスあり
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by theshophouse | 2005-07-20 20:52 | Food | Comments(0)
もつ幸 其の弐
 僕が東京に行ってわりとすぐ、たぶん1990年ぐらいに全国的に「もつ鍋ブーム」というやつがあった。 東京ってのは食に対して何のポリシーもない街なので、たちどころにもつ鍋屋が増殖し、最盛期にはフツーの喫茶店みたいな店でも「もつ鍋始めました」とウインドウに貼り紙を出していたぐらいである。 それはまるで中華料理屋が夏場に「冷麺始めました」と貼り紙するようなノリであったと記憶する。
 ブームのさなか、たとえもつ幸のではなくとももつ鍋が食べたくなってしまった僕。 渋谷にできたもつ鍋屋に入って驚いた。 なんと、もつ鍋はしょうゆ味かみそ味だというのだ。 しかも、まるでちゃんこ鍋のように、中のもつやキャベツと一緒にそのしょうゆ味やみそ味のスープも取り皿に一緒に取って食えという。 この店だけかと思っていたら他の店も同様の味とシステムなのである。 そしてさらに問題なのはこれらの店の「もつ鍋らしきもの」はまったくうまくも何ともなかった、ということなのである。
 考えてみればそれまで僕がもつ鍋を食べたことがあるのはもつ幸においてのみであって、他のもつ鍋屋の味はまったく知らないのである。 僕の知ってるもつ幸のスープは、ニンニクの香りが香ばしい白濁したスープにもつやキャベツなどが入っており、あらかじめ特製のタレ(※)を入れておいた取り皿にそれら具をとり、ちょうど水炊きのように「タレにつけて食う」タイプのものだったからである。 そしてその日まで、僕はこの「もつ幸式」こそが博多もつ鍋のスタンダードと信じて疑わなかったのである。
 しかし実際は違った。 僕が普通だと思っていた白濁スープ水炊き式のもつ鍋は極めて特殊で、しょうゆ味やみそ味のちゃんこ鍋式もつ鍋こそが普通なのであった。 しかしここで重要なのは何が普通かではなく、何がうまいかである。 こうしたうまくも何ともないもつ鍋屋は増殖するだけ増殖し、その反動か、たちどころに消えてただの一軒も残らなかった。(つづく)

※この特製ダレのことをネットの住民の皆様は「ポン酢ダレ」などと言っていますが、そんな単純なものじゃありません。 白濁スープとこの特製のつけダレこそがもつ幸の味の決め手なのです。
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by theshophouse | 2005-07-19 21:18 | Food | Comments(2)
もつ幸 其の壱
 手前味噌、身内マンセーと言ってしまえばそれまでだが、親戚が日本一(あくまで私見)のもつ鍋屋さんをやっているというのにそれを黙っている方が難しいので、今日から三夜連続でみなさんにこの「もつ(こう)」を紹介しようと思う。 このブログが始まる以前のサイト(1998年スタート)の頃からご覧頂いている読者の方なら、僕の文章のなかでたびたびこの店の名前は目にされたかも知れない。 ただ、きちんと紹介するのは今回が初めてなのである。

 僕がもつ鍋を生まれて初めて食べたのが小学生の頃。 もつ幸オープンの日であった。 場所は確か東区、舞松原のあたりだったと思う。 初めて食べたもつ鍋、それはもう劇的にうまかったのである。 以来もつ鍋といえばはもつ幸になってしまった。
 やがてもつ幸は舞松原から下川端に移転、店の名声は確固たるものとなる。 地元のプロモーターである「くすミュージック」の方が常連さんになったのをきっかけに、来福するミュージシャンが続々と来店するようになった。 この頃僕は高校生になっており、中州の「ジョン万」にボトルを入れていたせいもあって、合コンの二次会などで時折もつ幸を利用していた。 既に店は繁盛しており、身内の僕などは行く前にこれから行っていいか電話で叔母に訊いてから行っていた。 大して飲み食いしない高校生が常連のお客さんの席を占領するわけにはいかないからだ。
 ある晩、お許しを得て仲間と行ってみると、座敷席でアルフィーの一行が福岡サンパレスでのコンサートの打ち上げをやっていた。 僕の記憶では、アルフィーの皆さん及びデーモン小暮閣下あたりが一番最初のもつ幸の「芸能人の常連さん」だと思う。 この後、芸能人の常連さんは増える一方で、店には来店した芸能人のスナップを収めたアルバムが瞬く間に増えていった。 何度もアルバムを見た僕の感想としては、「ここに写真がある芸能人やミュージシャンを数えるより、ここに写真がない芸能人やミュージシャンを数えたほうが速いのではないか?」と思うぐらいの顔ぶれである。 こうしてもつ幸は押しも押されもせぬもつ鍋の名店となっていった。 僕などが気軽に寄れる店ではなくなってしまったのである。(つづく)
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by theshophouse | 2005-07-18 23:58 | Food | Comments(0)
ブラックモンブラン
 以前何かの媒体で「ブラックモンブラン(ブラモン)」というアイスキャンディーについて取り上げられているのを見た。 このブラモン、九州出身の方なら誰もが一度は食べたことがあるだろう。 僕の故郷である福岡ではいまだに絶大な人気を誇っているアイスである。 だが東京に出てきてからというもの、ブラモンを見ることはなくなった。 こちらに来てから知ったのであるが、ブラモンは佐賀の竹下製菓という会社が製造し、九州と中国地方の一部でのみ販売されているアイスだったのである。
 今になって考えると、英語とフランス語の組み合わせといい、「黒い白い山」という矛盾したネーミングも相当笑わせるこのアイスだが、そのネーミング通り、中のミルクアイスをチョコレートでくるんで表面にクッキークランチをまぶした、白と黒の絶妙なハーモニーが楽しめるアイスである。
 さらにこのアイスには子供たちのハートをわしづかみにする当たりクジがついており、スティックに焼印されているポイントを80点集めると、1本ゲットできるのである。 またこの当たる確率がけっこう高いのもブラモンが愛される理由だ。
 調べてみると、ブラモンの歴史は思いのほか古い。 発売は何と昭和41年、僕の生まれた年である。 僕は50円の時代からしか知らないが、発売当初30円の時代もあったようだ。 ちなみに現在は80円、発売から40年近くたってもその人気が健在というのは凄い。
 去年ぐらいだったか、南関東一円にチェーン展開するスーパー「サミット」がブラモンの販売をしているという噂を聞きつけ、さっそく買いに走ったのである。 冷凍ケースの中に懐かしいブラモンのパッケージを見つけた時の興奮は筆舌に尽くし難い。 約20年ぶりの再会となったブラモンの味は郷愁そのものだった。 九州が誇るアイスの王様ブラックモンブラン、皆様も機会がありましたらぜひ一度ご賞味を。

ブラモンとは?
ブラックモンブランのススメ
九州ご当地アイス「ブラックモンブラン」が東京にも!
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by theshophouse | 2005-06-01 23:38 | Food | Comments(8)
ハモン・イベリコとバローロ
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 10日は39歳の誕生日。 もう今さら祝うような歳ではないのだけれど、少し贅沢をして好物のスペイン産の生ハムとイタリア・ワインでささやかに祝った。 初めてスペインの生ハムを食べたのは昨年で、なぜか六本木ヒルズのラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションでのことであった。 それまでこんなにおいしいものを知らなかった自分が情けなかった。 一度ハモン・イベリコやハモン・セラーノを食べてしまうと、もうイタリアの生ハム(プロシュート)など食べれなくなってしまう。 今回は伊勢丹の地下食品売場で購入したものだが、ホントは最近東京にも増えてきたバルで食べるのが気分だ。
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by theshophouse | 2005-03-11 00:56 | Food | Comments(4)
Anusarn Market
 10ヶ月ぶりにタイに行ってきた。 いつものようにチェンマイとバンコクでの買い付けである。 今回は単身での出張だったので食事はほとんど一人という寂しいものだったが、それなりにタイでの食事を楽しんだ。 今回は、チェンマイでいつも夕食を食べているAnusarn Market(アヌサーン・マーケット)を紹介しよう。
 いつもチェンマイには3日間ぐらい滞在するのだが、そのうちほとんどはここで夕食を食べる。 場所はナイト・マーケットで賑わうChang Khlan Road(チャンクラン通り)沿いである。 タイ料理レストランが数件、イスラム教徒用ハラル・フードの店、各種屋台、旅行代理店、お茶の専門店、八百屋、乾物屋、フットマッサージ屋などがある。 これまでにこの市場の中にあるレストランはほとんど行ったが、とりわけお薦めはFatty、Mho-O-Cha、Wang Kung Reenaと三つ巴の海鮮タイ料理レストランである。 なかでも一番安くておいしいのがMho-O-Cha Prawn Farmである。 僕が何をもってそう断言するかというと、それはひとえにPak Boong Fai Daeng(パップンファイデーン/空心菜のスパイシー炒め)の味である。

b0045944_15375128.jpgMho-O-Cha Prawn Farm
中には冷房の効いた部屋もあるが、ほとんどの客は半戸外のスペースで食べている
基本的には海鮮料理なので、海老や魚が泳ぐ水槽ていどの生簀もある
b0045944_1538374.jpgHalal Foodのレストラン
タイ南部には少数派ながらイスラム教徒もたくさん住んでいるので、こうした店もある
酒も存分に飲め、雑食OKの日本人に生まれて良かった
 あくまで僕の個人的な思い込みだが、タイ料理の基本5大メニューは、トムヤム(スープ)、ソムタム(パパイヤサラダ)、クイッティオ(米麺の汁そば)、カオパッド(炒飯)そしてこのパップンファイデーン(以下パップン)である。 これらのメニューがどれも旨ければ、その店は何を食べても旨いということになるのである。 そのなかでも僕が特に重要視しているのがこのパップンなのである。 空心菜を豆鼓味噌とナンプラーで仕上げるシンプルな料理だが、シンプルだけに料理人の腕の差が歴然とする料理でもある。
 Mho-O-Chaのパップンはかなりのレベルだ。 ただ、外国人が黙って注文すると、やがて運ばれてくるパップンはかなり辛さを抑えたマイルドなものへと変容しているので、普通に辛くしてくれるように頼むことを忘れてはならない。 この時大切なのはあくまで「普通に」辛くしてくれるように頼むことである。 ほんとに辛くしてもらうと、それはもう果てしなく辛いのである。 空心菜にカモフラージュされた青唐辛子などが大量に口中におさまってから後悔しても遅いのである。 しかしながら、辛くないパップンなどパップンではないのである。

b0045944_15382194.jpgパップンファイデーン+カオパッド+シンハ・ビール
タイ初日の基本3点セット
写真のパップンは初日なのでややマイルド仕様
かつてディック・リーが歌ったようにアジアはフライドライス・パラダイス タイも然り
 僕の場合タイ出張初日はいつも成田を朝発ってバンコクに午後到着し、そのまま国内線に乗り継いでチェンマイ入りするので、タイでの最初の食事はアヌサーン・マーケットのMho-O-Chaと決まっている。 そしてなかば通過儀礼のように注文するのがパップンとカオパッド、そしてシンハ・ビールである。 これらを胃袋に収めてからでないと何も始まらない。 それはまるで何かの義務のようなルーティーンの消化である。 僕にとって、旅先で変わらない何かを確認することは、新しい何かを発見するための心の準備のようなものなのだ。
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by theshophouse | 2005-02-26 16:07 | Food | Comments(0)



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