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カテゴリ:Photographs( 27 )
久留米の屋台
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 屋台は福岡出身の僕にとってやはり特別なものだ。 博多・中洲の屋台の場合、昼間は営業する場所に置きっ放しになっているものが多いのだが、久留米の屋台はちょっと違った。 ひとつは、中州のように昼間の舗道を占領しないように「屋台置き場」に集められていること。 もうひとつは、その屋台を営業場所まで運ぶ「牽き屋(ひきや)」という人たちがいるということである。
 牽き屋は夕方屋台置き場にやって来る。 市から特別に認可を受けた黒ナンバーの軽トラだ。 荷台の後部には屋台を牽引するための特殊なアームがついている。 それはまるで鉄道の連結器のようだ。 牽き屋の男たちは申し合わせたように次々と現れては手際よく屋台を繋いで走り去っていく。
 書いてたら、小金ちゃんに行きたくなった。 東京にも、もっと屋台を!
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by theshophouse | 2005-11-21 23:24 | Photographs
Typical dog in Thailand(2002)
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 これまでタイを旅するなかであまたの犬と出会ってきた。 ある時は路傍の石と化しているもの、ある時は食事している屋台のテーブルの下にもぐりこんで来るもの、そしてまたある時は信号が青になってから渡る利口なものと、タイという国に生きる野良犬を見ていると、彼らの世界にも様々なヒエラルキーが存在することを思わせる。
 だが、そんなタイにおいて、もっとも典型的なのはこの写真のような犬の姿であろう。 タイに一度でも行かれたことがある方なら必ずやご同意いただけるものと思う。 なぜにタイの犬たちはこうも無気力なのだろうか? ひとつにはこの国が、野良犬が生きていくにはあまりに過酷な環境であるということである。 仏教国の寛容と亜熱帯の豊穣は、食うには事欠かなくても、その一年を通しての暑さは、路上で生きていく身にとって楽なものではないだろう。
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by theshophouse | 2005-07-15 14:10 | Photographs
Sanpranon Antiques(2002)
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 チェンマイに行くと必ず立ち寄るアンティークショップです。 アンティークショップが点在するチェンマイですが、この店は少し奥まったところにあるので基本的にお客さんはいません。 この店にはマスコットの九官鳥がおり、僕がカゴに近づくと「サワディーカー」と挨拶します。 写真に写っているのは店の入口側から奥を見た様子ですが、この通路はゴルフ用語で言うとやがて右にドッグレッグし、更に奥へと続きます。
 この店には離れもあり、そこには国境を接するミャンマー(ビルマ)製のアンティーク家具や建材が無造作に展示されています。 僕はかつてこの離れで、ビルマに駐留していた旧日本軍が残していった幻の名車「陸王」を見たことがあります。
 ガイドブックなどには絶対載らないこの店は、僕の宝物です。
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by theshophouse | 2005-06-28 23:30 | Photographs
Riding Dog(2001)
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 真面目に写真を撮らなくなって久しい。 最近はタイなどに行っても商品の写真ばかり撮っていて、気がつくとスナップ写真すら一枚も撮っていなかった、ということもある。 ただ、真面目に撮れば満足できる写真が撮れるかというと、そうでもない。 とはいえ、やはり片手間で撮った写真にそれほど感情移入できる筈もなく、このコーナーへの投稿もすっかり御無沙汰してしまった。
 チェンマイにおいても自由時間と呼べるようなものはまったくなく、ゆっくりできるのはむしろ移動中のクルマの中であったりする。 したがってチェンマイにおける仕事とは無関係の写真の多くは、クルマから撮られたものがほとんど、というのが現実である。 チェンマイで通常我々が行く店や工場は郊外に点在しているのでクルマで過ごす時間は思いのほか長い。 そんな移動中に撮られたのがこの写真である。 「人馬一体」という言葉があるが、これはまさに「犬人車一体」である。 写真ではわかりづらいが、このテリア系の子犬くん、両の手はハンドルをしっかと掴み、前方を見据え、完全にバイクを操っていた。 後ろの女性はタンデムのパートナー、ただ乗せられているに過ぎなかった。 この国ではいろいろなことが起こる。
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by theshophouse | 2004-12-15 23:32 | Photographs
トゥクトゥクのおっさん(1992)
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 アユタヤで1日借り切ったトゥクトゥクのドライバー氏である。 首都バンコクではこのようにダイハツミゼットがほぼオリジナルに近い状態で残っていることは少ない。 こういうトゥクトゥクがビュンビュン走っているアユタヤのような地方都市ならではである。 荷台には4人ぐらいは乗ることができ、僕とティップは決して広いとは言えない荷台でアユタヤの寺院巡りを敢行したのであった。
 アユタヤではバンコクほど頻繁にトゥクトゥクが走っているわけではないので、当時の僕らのように寺院巡りなどをしようとする場合は、タクシーを一日もしくは半日単位でチャーターした方が便利なのである。 おっさんも暇だったのだろう。 僕らがチャーターの話を持ちかけると「渡りに船」とばかりにパック料金を提示してきたのであった。
 おっさん所有のトゥクトゥクは相当年季がはいっているらしくドアのたてつけも悪く、荷台に取り付けた屋根に開いた穴からは青空が見えた。 全体的に多少くたびれてはいたもののダイハツ製単気筒2ストローク500ccエンジンは「ポンポンポンポンポンポンポンポンポポポンポンポンポン」と快調そのものであり、気ままなデイトリップの脚としては申し分のないものであった。
 写真撮らせてくれと言うと、おっさんは少々テレながらも愛車の前でポーズをとってくれた。 牧歌的なアユタヤの街によく似合うくたびれたトゥクトゥクにこれまた良く似合うおっさんであった。
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by theshophouse | 2004-12-14 22:49 | Photographs
葬列(2000)
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 バリ島でのこと。 僕らはエージェントのグスティ君のクルマでバイパスを走っていました。 ところがそれまで順調に流れていた車列が信号のない直線道路で突然停まり、まったく動かなくなってしまいました。 5分が経過してもまったく状況は変わらず、「一体何が起こったの?」とグスティに尋ねると、「たぶん葬列が道を横切っているんだと思う。」と言う。
 僕はカメラ片手にクルマを降り、突如として発生した大渋滞の最前列まで小走りで急いだ。 僕がようやくそこに辿り着いた時には既にその500人ほどから成る葬列はほとんどが通過し終わりったところで、葬列の最後尾の部分がバイパスを通過中であった。
 バリ・ヒンズーにおける冠婚葬祭の儀式は実に荘厳なものがある。 現地の旅行代理店に行くと、よく「CREMATION」と看板が出ていることがあるが、これはこの先数日以内に行われるお葬式をバスをチャーターして観に行こうというツアーの案内なのである。 僕も出張中はいつもこの看板が出ていないかどうか気にしながら旅行代理店の前を通ったりするのだが、なかなかタイミングが合わずいまだ観に行くことができないでいる。
 人の葬式を観に行くというのというのも何だか変な話だが、バリでは葬式が観光化している。 それほど見せ場の多い葬式には当然お金もかかるわけで、普通の家庭だと誰かが亡くなってから葬式費用を貯めるのに2~3年かかる。 その間亡きがらは仮の土葬をしておき、費用が工面できて葬式の日がやってきてようやく掘り起こされ、あらためて火葬されるという手続きをふむことになる。
 グスティによるとこれだけの葬列を組めるのはよほどの名士か金持ちからしく、めったにお目にかかれないそうだ。 何気ない日常にかくも突然に生と死が介入する、それがバリをバリたらしめていることは疑いようもない。
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by theshophouse | 2004-12-13 23:32 | Photographs
バンコクの籠売り(2000)
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 バンコクの中心部、スクムビット通りを歩いていた籠売りです。 何だかこういうのを見ていると昔の日本の原風景を見るような気がします。
 市場なんかではこうした籐の籠に野菜や香辛料が盛られてディスプレイされているのをよく目にします。 こうした籠売りが町中を歩いているのも、それだけ籠というものがタイの人たちの暮らしに密着したものであるからに他なりません。
 かつては日本にもこんな籠売りがいたのでしょう。 しかしいくらバンコクとはいえ都会の中心部です。 こんな場所でどれだけ籠の需要があるのかはわかりませんが、彼は竿の両側に持ちきれないほどの籠をぶらさげてとぼとぼと歩いていました。
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by theshophouse | 2004-12-12 23:02 | Photographs
怪人知恵の輪男(2000)
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 この日はウィークエンド・マーケットに買い付けに行って疲れ切っていたのだった。 僕らは酷暑のなかで丸一日を費やし、そのかいあって必要なものをほぼ買い付け、とぼとぼとスカイトレインの駅へ歩いていたのだった。
 ふと道端の人垣に目が止まり、野次馬根性で人の輪の中に突入するとそこには知恵の輪があった。 いや正確に言うと知恵の輪を天高く掲げた男がいた。 どうやらこの男、「知恵の輪の実演販売屋」らしく、商品である知恵の輪を周囲の客に渡して「外してみろ!」とばかりに嬌声を上げ、自分の知恵の輪をぐりぐりと大袈裟に回転させて外す体勢にはいった。
 日本では到底考えられない職業が成立してしまうところがバンコクである。 以前も僕は道端に体重計を置いてただ寝転んでいる「体重測定屋」をこの街で見たことがある。 日本は景気が悪く仕事がないなんて言っているが、仕事なんてのは個人のイマジネーションの産物に過ぎない、仕事なんて自分でいくらでもでっちあげてしまえばいいのだと、やや思考が暴走気味になってしまうのはバンコクにいるせいに違いない。
 男の正面にポジショニングして、ファインダー越しに彼の表情を見る。 男が一生懸命働いているさまはただそれだけで美しい。 それがたとえ取れるはずの知恵の輪がなかなか取れずに四苦八苦している男だとしてもだ。 妻の「何やってんの、早く行くわよ」的視線を背中に敏感に察知した僕は、なかなかクライマックスに到達しない知恵の輪男に見切りをつけ、くるりと背を向けて立ち去ろうとした。 その瞬間、男は僕に向かって「おい! これからだよ! もう取れるぞ! ここを写真に収めないでどうする!」というようなことを絶叫していた(と思う)。 僕は男の方を振り返ることなく歩き出した。 何事にも潮時というのがあるのだ。
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by theshophouse | 2004-12-11 11:47 | Photographs
Bibendum in Thailand(2000)
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 出張で訪れた2年ぶりのチェンマイ。 取引先の人のオフィスに向かう途中のガソリンスタンドで発見した御存知ビベンダム君。
 実はこの合掌したビベンダム、2年前にも発見していたのだが写真を撮る機会に恵まれず、今回2年の時を経ての再会となった。 その瞬間僕は取引先の人にクルマを停めてもらい、暇そうなガソリンスタンドのクルーたちの「何だ、何だ?」的視線をもろに受けながらビベンダムの前に走りより、すばやくシャッターをきったのであった。
 テレンス・コンラン氏が溺愛することでも知られるこのビベンダム。 御存知ない方のために申し述べておくと、フランスのタイヤメーカーであるミシュラン社の販促キャラクターである。 ここタイにおいても数々のミシュランの広告を目にしたが、バンコクあたりではまずこの「合掌ビベンダム」にお目にかかることはできない。 おそらくこの合掌ヴァージョンは数年以上前に製作されたもので、いまだにそれを使っている(使わざるをえない)地方なんかのひなびたガソリンスタンドや自動車部品販売店ぐらいにしかないのではないかと思う。 要するに僕はこれがかなり貴重だとの直感から2年越しの撮影に及んだわけである。
 次回もしチェンマイを訪れた時にこのパネルを見つけたら、僕は果たして持ち帰ろうとする衝動に抗しきれるだろうか極めて不安である。
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by theshophouse | 2004-12-09 00:37 | Photographs
僧侶(1992)
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 バンコクの王宮で出会った一人の僧侶です。
 タイの寺院にはどこも僧侶がいます。 僧侶たちはローテーションを組んで、タイの各寺院を回っています。 一つの寺院に長期間いることはありません。 戒律は厳しく、女性と口をきくことすら許されていません。 しかしなかには厳しい戒律を守れなくなる僧侶もいるようで、僧侶と女性とのスキャンダルはタブロイド紙にたびたび取り上げられる格好のネタです。
 僧侶はみなエンジ色やオレンジ色の袈裟を着ています。 僧侶たちの年齢は様々で、下は10代から上は70代ぐらいの人もいます。 老いることは時に残酷です。 年配の僧侶も若い僧侶とまったく同じ袈裟を身につけているので、袈裟の内側にある肉体に刻まれた「時間の堆積」だけがクローズアップされて見えるのです。
 最初のうち僕は僧侶にカメラを向けることは失礼にあたるのではないかと思い、彼らを被写体にはしませんでした。 しかし、その僧侶と出会った時に写真を撮りたいという強い衝動を覚え、物は試しとばかりに意を決して頼んでみたのでした。 「Excuse me sir, May I take a picture?」 僧侶は「Yes」とだけ答え、快くファインダーに収まってくれたのでした。 合掌。
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by theshophouse | 2004-12-06 00:57 | Photographs



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