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カテゴリ:Sounds Good( 14 )
Berlin@Akiba
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 久しぶりに会ったいとこがパンクバンドをやってるという。 しかもこんど秋葉でライヴをやるという。 7月30日、渡されたチケットをしのばせ、乗り換えの新宿駅に充満する隅田川の花火大会の人いきれを横目に都営地下鉄に乗り、岩本町までのこのこ出かけていったのだった。 ライブハウス・パゴダは小さなハコ。 客はちらほら。 一人で来た僕はどこか所在なく席についてビールで喉を潤していると、いとこのバンド「ベルリン」のステージが始まった。
 僕の個人的な音楽の趣味から言うと、パンクは普段あまり聴かない。 若い頃、クラッシュやピストルズをかじった程度。 パンクとは音楽性というより生き方そのものと思う故、シド・ビシャスの死によってパンクは死んだと思っている僕に、「ベルリン」の音は、やや口当たりの良いパンクという印象。 しかし、そんなソフトな音ながら、日頃ヌルい音楽ばっかり聴いてる僕にとっては最初やや刺々しくもあり、「聴き方」を思い出すのに数分間を要した。 一度思い出してしまいさえすれば、あとはただビートに身を委ねるのみ。 ちょうど体が自然に動き始めた頃、対バン4組のアタマをつとめた「ベルリン」30分間のステージは幕引きとなった。
 アマチュア・バンドのライヴを観たのは、数年前に三軒茶屋のグレープフルーツ・ムーン「ラグラン千人斬り」を観て以来。 人間たるもの、たまにはイキのいいライヴぐらい観なきゃだめだ。 特にもうすぐ四十路を迎えようという僕みたいな人間は、常に外部から色んな刺激を受けてないと老け込む一方。
 ところでクラッシュやピストルズといえば、ジョー・ストラマーやシド・ビシャスより、お洒落なマルコム・マクラレンが好み。 マルコムが1990年にリリースした12インチ「DIVA LOVES OPERAA HOUSE」は愛聴盤、今もって古さを微塵も感じさせないのは、常に時代を先駆けてきた彼ならでは。 最近はどうなんだろ?
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by theshophouse | 2005-08-02 22:57 | Sounds Good
Musical Baton
 わしらのなんや日記 nashikanashikaさんから回ってきました。

【Musical Baton】
最近海外のblogから発生した音楽好きブロガー間のバトン企画。
以下の四つの質問に答えた後に他の5人にまわすというルール。

■Total volume of music files on my computer:
 (今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

 16,776KB ほぼデフォルトです。

■Song playing right now:(今聴いている曲)

 Come With Me / Tania Maria 便宜上、今ということにします。

■The last CD I bought:(最後に買ったCD)
 
 Quiereme Mucho / Steeve Kuhn 実は最近あまりCDを買っていません。

■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:
 (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

 1.LOVE IS THE MESSEGE / 作者不肖
 ハウス全盛の頃、盤面が擦り切れるほど聴きました。
 2.Look of Love / Burt Bacharach 名曲。
 3.Don't Get Me Wrong / The Pritenders
 学生時代、仲間とドライブには欠かせない曲でした。
 4.PAPER DOLL / 山下達郎 切ない曲。 昔の達郎は好きです。
 5.My Old School / Steely Dan スティーリー・ダンの曲で一つを選ぶのは難しい。

 すっかりオヤジセレクトになっちまいました。 お後がよろしいようで。

■Five people to whom I'm passing the baton:(バトンを渡す5名)
 
 僕が日々巡回しているなかで、Musical Batonに御参加いただけそうな内容をお持ちのブ
 ロガーの皆様を勝手にリストアップさせていただきました。

 mental_cafe mental_cafeさん
 THE SELECTION & THE QUESTION kimuram71さん
 klala blog klalaさん
 青いセキセイインコ推定42歳との日々 edo195さん
 NO ROOM FOR ... chantonaさん

 ご参加いただければ幸いに存じます。m(_ _)m
 
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by theshophouse | 2005-06-22 01:45 | Sounds Good
マリーン
 2月10日、六本木スイートベイジルでのマリーンのライブに妻と行ってきた。 マリーンについては特別好きなアーティストというわけではなかったが、生で見るのはこれが2回目だ。 今から20年ほど前、まだ僕が学生だった頃、友人と行った城島ジャズインでマリーンを観たことがあったのだ。 城島ジャズインは97年を最後に打ち切られてしまった。 九州のジャズファンはさぞや寂しい思いをしていることだろう。
 東京でジャズを聴きに行くというと、これまではもっぱら新宿ピットインで辛島文雄クインテットとか山下洋輔トリオなど、比較的暗めのジャズばかり聴きに行っていた。 こればっかりは、自分という人間が暗いんだからしょうがない。 だからといって、聴いた人が腸捻転を起こしたというセシル・テーラーみたいなのはごめんだ。 超難解はつらい。 ほどよいのがいい。
 食事をしながらジャズをというのはちょっと苦手である。 青山のボディ&ソウルブルーノートにも行ったけど何か落ち着かない。 やっぱりピットインのように飲み物だけでステージに集中し、手と足でひたすらリズムを刻むのが気分である。 ソロ・パートではいかにも通ぶって「イェー!」とか「ヒュー!」なんて掛け声かけるのが憧れだった。 当時のピットインで観た辛島文雄クインテットの太鼓を叩いていた「天才ドラム少年」こと奥平真吾。 彼がニューヨークに渡る直前のライブなどは今も印象に残っている。 日本に置いておくにはあまりに突出した才能だった。 ピットインも既にその場所にはなく、近くの新しいビルに移転した。 個人的には昔のあの古臭い雑居ビルのピットインが好きだった。 ボディ&ソウルも北青山から南青山へ、ブルーノートも南青山の近所に移転した。 何故だか東京のジャズクラブには引越しがつきものだ。
 スイートベイジルは初めて。 2階の最前列だったので、ステージのマリーンとの距離は10Mあるかないか。 20年前、遥か後方から双眼鏡で観た時よりも全然大きく見える。 その容姿は、その間流れた歳月をまったく感じさせない。 マリーンの歌の振り付けのなかで特徴的なのは「客席を指差す動作が多い」ことで、それは20年前と変わっておらず、僕も完全に指を差されてしまった。 目と目が合うこと10回以上、この距離では逃げようがない。
 終演後、まるで魅入られたようにCDを買って妻とサインの列に並ぶ。 握手を求めながら「むかし城島ジャズインで観ました。」と言うと、「スゴイムカシー。」と笑われた。 ハートフルでカッコイイマリーンのステージだった。 たまにはこんなジャズもいい、か。
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by theshophouse | 2005-02-12 10:24 | Sounds Good
スティーリー・ダン
 5月15日、東京国際フォーラムへ1980年の「GAUCHO」以来20年ぶりに新作「TWO AGAINST NATURE」を発表したスティーリー・ダンのライヴを観に行ってきた。
b0045944_22555416.jpg 僕とスティーリー・ダンの出会いは1982年、ドナルド・フェイゲンが発表したソロ・アルバム「THE NIGHTFLY」であった。 その後スティーリー・ダンの存在を知り、アルバムを揃え、聴き込んだ。 したがって1972年にデビューした彼らと時代的にシンクロしていたとは言えないが、それでも僕のような30代半ばのファンはきっと大勢いるはずである。 ライヴ当日も実に幅広い年齢層のオーディエンスが集まった。
 そもそもスティーリー・ダンはライヴ・ユニットではなく、スタジオでのレコーディング・セッション専門のユニットであり、これまでもライヴでの演奏は初期のものに限られる。 ところが2年ほど前、本国アメリカでツアーが始まったと聞き、高まる胸を抑え切れずにいた。 しかし、そんな彼らが新作アルバムの発表を機にワールドツアーを敢行、日本にもやって来ると聞いた時は正直複雑な心境であった。
 というのも、彼らが通常一年以上も同じスタジオの同じ部屋をリザーヴして作り上げられていく精緻なサウンドが、ライヴという形態で表現できるのか疑問があったからである。 よくある「CDで聴いてたほうが良かった」状態になりはしないか? 一人思い悩む僕であったが、それでもラジオから絶えまなく呼び掛けるチケット先行予約の案内には抗し難く、チケットを押さえてしまった。
 しかしいざステージが始まると僕のそんな心配は何処かへ行ってしまった。 ステージの中央に設置されたエレクトリック・ピアノに陣取ったドナルド・フェイゲンの演奏はどこかレイ・チャールズを彷佛とさせるR&B的風味の強いもので、なにしろ長年レコードからしか聴くことができなかったあの独特の歌声は健在、それだけでもう満足してしまうあたりは熱狂的ファンの感情移入の成せる技であろうか。 フェイゲンは長年ピアノを弾いているせいだろうか、少々首が座りきっていて猫背に見えた。 一方で傍らのウォルター・ベッカーはほとんど視界に入らない。 まあ彼には悪いけど、彼の存在はホール&オーツのジョン・オーツ、ワムのジョージ・マイケルじゃないほうの人といった感じなので仕方がない。b0045944_2256188.jpg ステージ中央には大きなステージセット兼プロジェクター用スクリーンがあり、曲のテーマに合わせた映像が次々に映し出され、ステージアクションのほとんどないパフォーマーたちの動きを補っていた。 曲の構成は昔の曲と新作アルバムから曲の比率でいうと6:4といったところ。 「BODHISATTVA」「DO IT AGAIN」「BLACK FRIDAY」「FM」「MY OLD SCHOOL」など、若き日をともに過ごした名曲の数々にはシビれた。
 サポートメンバーの中でも目立ったのがドラムスのリッキー・ローソンという人。 クラプトンやマイケル・ジャクソンのツアーにも参加したというが、パワフルなそのプレイはことのほかジャズやフュージョン色の強いスティーリー・ダンのサウンドをとりわけロック色の強いものにしていた。
 1時間の演奏の後、20分の休憩を挟んでふたたび1時間の演奏という、最近では珍しい二部構成のステージはアンコールの1曲を含めて2時間半あまりに及ぶなかなか充実したものだった。 曲の間に客席からリクエストの声がいくつも飛んだが、フェイゲンは「ごめん、日本語わからないから。」と笑わせ、寡黙そうなキャラクターそのままにお喋りは極力少なく、一曲でも多くの曲を聴かせることに心を砕いていたようだ。
 とにもかくにも久しぶりのいいライヴでした。(2000/5/25出稿を再録)
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by theshophouse | 2004-10-20 23:01 | Sounds Good



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