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ヌルい試合とヌルい応援とウザい解説
 アジアカップ最終予選対イエメン戦。 日本2対0の勝利。 一言で言えばヌルい試合だった。 ペナルティエリアに常時5人が入って守るイエメンに対し、アイデアを欠く日本の攻めは単調に終始した。 それでも数多く訪れた決定機もネットを揺らすには至らない。 引かれた相手をいかにして崩すかという、格下相手との試合での課題がまたも表出した。
 相手にこれだけ引かれるとラストボールの精度がモノを言う。 アバウトな照準にボールを放り込むだけでは局面を打開することはできない。 日本は、前半加地の右サイド中心、後半は左の三都主と右の加地の両サイドから攻めはしたものの、精度を欠くアーリークロスがほとんどで、巻の高さをほとんど生かせなかった。
 引いて守る相手が嫌がる攻撃は、サイドを完全に崩されてからマイナスの折り返しを入れられることや、エリア内にドリブルで侵入されることである。 そうした意味で途中交代で入った羽生の突破だけがこの試合の救いだった。 あのプレーがチームに活力を与え、直後の阿部のゴールに直結した。
 ゴール前での高さに勝る日本がイエメン陣内でこれだけ多くのFKを蹴りながら、後半25分まで得点できなかったのは物足りない。 選手たちはオシムのサッカーに染められようとするあまり、日本人生来の従順さであまりにも律儀に実行し過ぎてはいないだろうか。 初戦と違い、選手間の連携もスムーズにはいかず、本来あるべきポジションチェンジも少なく、2列目や3列目が飛び出す動きもあまりなかった。 やはり僕としてはどうしても右サイドに注目して見てしまうのだが、ドイツで一皮剥けたと思っていた加地さんはただのへタレに戻っていた。 この出来なら田中隼磨にすら勝てない。 前半、そんな加地さんのところに何故か執拗にボールが回ってくる。 結果、スタッカートを刻み始めた攻撃のリズムは加地さんのところで全休符。 ボールは行き場を失った。
 それでもオシムはジーコと違って選手を出し惜しみするような監督ではないことがわかった。 後半アタマから羽生、26分に佐藤勇人、44分に佐藤寿人と、それぞれのポジションの役割に応じて、必要に応じて投入している。 結果として羽生が流れを変えて阿部のゴールを呼び込み、佐藤寿人がロスタイムにダメを押したことを考えれば、この采配は評価に値する。 決してオシムが思い描いたようなゲーム内容ではなかったものの、そうしたゲームの中にあって監督としてできるほとんど唯一の実効的な手段である選手交代によって、最悪引き分けもありえたこの試合を2対0の勝利という結果に導いたのである。 今度の代表監督は、間違いなく試合の流れや性質、選手が滞留して動きが止まっているエリアを見定めることができるのだ。

 それにしてもここ数年の日本代表の応援はなんでこんなにヌルくなってしまったのだろう。 もちろんそれなりにゲームの流れを読んでやっているはずなのだが、傍から見てるとただただダラダラダラダラ歌を歌い続けてるだけ。 ホームの試合なのに、相手がビビるような応援は皆無だ。 9日夜の「川淵解任デモ」の時の威圧感、あれこそが代表戦のスタンドにあるべきものではないだろうか。
 そして松木。 今夜はセル塩がいたので少し抑えめだったが、それでも十分うるさかった。 たいしたピンチでもないのに大騒ぎするわ、解説している内容は「そんなこたぁ、見てりゃわかるよ!」ということばかりだわ、もうホントに無意味。 田畑&セル塩で十分。
 僕は今、テレビを地上デジタル放送で観ている。 地デジでは、リモコンのdボタン押したら試合の情報とかリアルタイムでいろいろ見れる。 W杯の時なんか試合中の両チームのボール支配率まで見れた。 もう最近のテレビはそこまで来ているのだ。 ならば、である。 dボタンの次に青ボタン押したら実況が「松木抜き」になるとか、赤ボタンで「角澤不要」になるとか、そういう「オンデマンド実況」にしてもらいたいものである。 技術的には何ら問題なく、明日にでもできることだろう。
 あいつらはホントに迷惑以外の何物でもない。
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by theshophouse | 2006-08-16 23:51 | 蹴球狂の詩
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