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裏スクめぐり
 バンコク中心部から東に伸びるスクムビット通りは、昔からインテリアの店が多いことで知られている。 東京でいうならちょうど目黒通りのようなものだろうか。 スクムビット通りはBTSのスクムビット線も走る大きな幹線道路。 もちろんこの通り沿いにもたくさんインテリア・ショップがあるが、なかでもお洒落な店は通りから少し奥まったところにある。 僕は、これらスクムビット通りの北側のエリアを個人的に「裏スクムビット(裏スク)」と呼んでいる。
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 この裏スクを先取りした地図がナンシー・チャンドラー女史による「MAP OF BANGKOK」である。 この地図、ずっと以前に購入して持っていたのを今回も携行したのだが、本当に素晴らしい地図だと再認識させられた。 この地図にはスクムビット通りの詳細図が掲載されており、そこには裏スクのお洒落なショップを徒歩で見て回るのに最適なコースまでが表記されているのである。 今回裏スクめぐりを敢行するにあたってこの地図は大いに役にたった。 この地図にはチャトゥチャックの詳細図もあり、とにかく使える地図なのである。 気がつくと、友人の店「CHICO」もこのスクムビットの詳細部分にちゃんと載っているではないか。 当人に確認すると取材を受けた記憶はないらしく、勝手にチェックされていたらしい。 さすがナンシー女史とそのスタッフ、毎年バンコク中を歩き回って最新情報を掲載、抜け目なく地図をアップデートしているらしい。
b0045944_2139459.jpg 今回裏スクで見た店で良かったのはCASA PAGODA(カーサ・パゴダ)とKenkoon(ケンクーン)。 カーサ・パゴダは妻が以前にタイのエルデコで目をつけていたファニチャー・ショップ。 今回妻にチェックするよう頼まれていたのだ。 果たしてカーサ・パゴダは妻の見立て通り、なかなかいい店だった。 店にいたタイ人の女性スタッフによると、オーナーはアメリカ人。 中国の明清代の家具を現代的にアレンジしたデザインが特徴的だ。 こういうデザインはいかにもヤッピーが好みそうな感じだが、果たしてタイにいるのやら。 値段は、お高くとまった店が多いこの裏スクでは比較的求めやすい価格帯である。 聞けばほとんど中国で作っているという。 上海あたりか。 この時点で今回の仕入れのバジェットに少し余裕があったので、何点か購入しようかとも思ったが、結局やめた。 次回にとっておくことにする。
 ケンクーンはアウトドア・ファニチャーのブランド。 その洗練されたデザインとクオリティの高さは既にアジアのレベルを超えている。 ショールームに入ると人の気配がない。 しばらく商品を物色していると2階からハンサムな男性が降りてきた。 「見ても構いませんか?」 「もちろん! 今ちょうど国際家具見本市の前で、もう少し後だったら新作を見てもらえたんだけど。」と言う。 明朗快活、ハキハキとしたセールス・トークを受けて、まったく買う気はなかった僕だが、やや気分を良くしていろいろ質問してしまった。 「このチーク材は?」 「これはミャンマーのチーク材です。 タイのものとは質が全然違うんです。」 「なるほど、とてもキレイで色味も均一だね。」 この後彼と20分ぐらい話した。 彼は話し相手を求めていたのか暇だったのか、とても饒舌なのであった。 別れ際、名刺をもらうと驚いたことに彼Metchanun Suensilpong(Mark)はケンクーンのデザイナーであるという。 パリのアートスクール出で、ドイツやアメリカでのエキシビションにも出展し、去年はメゾン・エ・オブジェにもブースを出したメーカーのデザイナーが自らショールーム番までやるとは。 「社長兼デザイナーなの?」と持ち上げたら、「ただのデザイナーだよ。」と否定された。
 「ところで君の仕事は?」 差し出した僕の名刺を見ながら笑顔の彼が聞く。 「僕? 会社はリテールとホールセールがメインで、自分は社長兼デザイナーだよ。」 少々見栄を張った。 いつか彼と仕事ができたらいいなと思う。
 約3時間に及ぶ裏スク散策を終えたのはトンローの北側。 シーロー(軽トラタクシー)を捕まえてスクムビットまで乗せてもらう。 スクムビット周辺はこのシーローが便利だ。 違うソイになると料金は高くなるが、同じソイならだいたい20バーツで行ってくれる。 裏スクめぐりの最後はCHICOで打ち止めだ。 夕方チコお薦めのフットマッサージ屋に行くことになっている。 今日はけっこう歩いたからちょうどいい。
 今回もまだまだ裏スクのすべてを見たわけではない。 残りの店は次回以降にとっておくことにする。 いつの日か裏スクを完全制覇してみせる、と心に誓う僕であった。
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by theshophouse | 2005-03-14 21:50 | Odyssey
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